System




System Common

# General Info

## General Info ##
% Sound Mode = 1 
(PERFORMANCE,PATCH,GM)
01 

JV-1010/2080の動作モードを設定します。ディフォルトではPATCHモードとなっています。MIDIデータではPERFORMANCEモードにする必要がありますので、"00"に変更する必要があります。

% Performance Number = 0 
(USER=32,<CARD=32>,PRA=32,PRB=32)
00 

USER又はINITの Performance領域の内容を Temporary Performance領域に持ってくる時は指定します。クラシック音楽の場合JVのパフォーマンスをそのまま使うということはないので、普通は関係ありません。 使うとすれば、交響曲の第1楽章と第2楽章で楽器編成を変えるために、あらかじめ USER Performance をJV送り込んであって、それを切り換えるなどという場合くらいですかね。

% Patch GroupType/GroupID = 2 9 
:   Patch GroupType(USER&PRESET,<PCM>,EXP)
:   GroupID(below)
:     Type=0 0:? 1:USER 2:CARD 3:PRA 4:PRB 5:PRC 6:GM 7:PRE
:     Type=2 2:ORC1 7:SUPER 9:SESSION 13:VOCAL
02 09 

% Patch Number = 1 
(starts from 1 p118)
00 00 

Temporary Patchの音色番号を指定するための領域です。ディフォルトがセションのピアノになっているのは、面白いですね(ローランドとしてはピアノの音はこの音色で聴いてほしいということでしょう)。MIDIデータではPATCHモードで動かすことは普通無いので、関係ありません。

% Master Tune = 63 
(427.4-452.6 p95)
3F 

システム全体のチューニングを行います。オーケストラ曲などでチューニングを少し高めにしたいとか、古楽で低めのチューニングをとるという時はここを変更。ディフォルトは63=440Hzで、1プラスマイナスする毎に 0.2Hz上下することになります。

% ScaleTune/EFX/Chorus/Reverb Switch= 0 1 1 1 
(OFF,*ON p95)
00 01 01 01 

ScaleTune/EFX/Chorus/Reverb機能を有効にするか無効にするかのスウィッチです。ディフォルトでは Scale Tune が無効になっています。特殊な調律法をとるとか、エスニックな楽曲で Scale Tune 音律を変えるとかする場合はここをオンに変える必要があります。クラシックのMIDIではディフォルトでオンにしておいた方がいいと思います。

% Patch Remain = 0 
(OFF,ON p95)
00 

Patch Remainについてはここを参照して下さい。ディフォルトはOFFですが、ONにしておいた方がいいでしょう。

% Clock Source = 0 
(INT,MIDI p95)
00 


Clock SourceはMIDIデータの送信タイミングの時間同期を内部のクロックを使うか外部機器のクロックによるかの指定ですが、ONにするケースはJVとクロック同期をとれるハードの使用が前提となりますので、普通はINTでいいはずです。

% TAP/Hold/Peak/Vol/Aft Control Source = 0 0 0 1 0 
:   TAP 
:   Hold & Peak OFF,HOLD-1,SOSTENUTO,SOFT,HOLD-2
:   Vol VOLUME,VOLUME&EXPLESSION
:   Aft CHANNEL,POLY,CHANNEL&POLY          (p97)
00 00 00 01 00 

それぞれ、ディフォルト値でいいと思います。VolについてはVOLUMEとEXPLESSIONの両方を有効にする必要がありますので、必ず1にする必要があります。TAP についてはLFOのコントローラとして設定できるみたいなので、面白そうですが、JV-1010じゃ使えないのですかね。

# Control Source & Receive

% System Control Source 1-2 = 97 2 
(1-97 CC01-CC05,CC07-CC31,CC64-CC97,PB,AFT p97)
61 02 

それぞれディフォルト値でいいと思います。CC61(未使用)とCC02(ブレス)がSYS-CTRL1,SYS-CTRL2として使えることになります。

% Receive PC/BankSel/CC/Mod = 1 1 1 1 
% Receive Mod/Vol/Hold1/PB/Aft = 1 1 1 1 
(OFF,ON p96)
01 01 01 01 01 01 01 01 

PC/BankSel/CC/Mod/Vol/Hold1/PB/AftのMIDI受信データを処理するかどうかの指定です。MIDIデータでは全てオンになっている必要がありますので、ディフォルトの設定のままでOKです。

% Control Channel = 16 
(1-16,OFF p96)
10 

Control CHについてはここを参照。MIDIデータで演奏中にパフォーマンスを切り換えるということは無いので、普通はディフォルのOFF(0x10)でいいでしょう。

% Patch Receive Channel = 0 
(1-16)
00 

Patch Receive CHはパッチモードでMIDIデータを受信するチャネルの指定ですので、何番になっていても関係ありません。 両方ともディフォルトままでOK。

% Rhythm Edit Source = 1 
(<PANEL,PANEL&MIDI>)
01 

リズム音色の指定をパネルだけやるか、パネルとMIDIデータのどちらでも指定できるようにするかの設定領域です。当然、後者になっている必要があります。ディフォルトを変更してはいけません。


# Preview & Tranpose

## Preview (p97) ##

% Preview = 2 48 127 60 127 72 127 84 127 
02 30 7F 3C 7F 48 7F 54 - 7F 

プレビューで鳴る音の指定に関する領域です。MIDIデータでは関係ありませんので説明は省略。

## Transmit ##

多分、他のMIDI機器を MIDI Thruを使って数珠繋ぎしている時に、受信したMIDIデータをどう転送するか指定じゃないかと思うのですが、どこにも説明がないので、不明です(^^;;。とりあえず、ディフォルト値のままにしておくしかないでしょう。

% Transmit PC/BankSel = 1 1 
(<OFF,ON>)

Program Change,Bank SelectをThruさせるかどうかの指定ですかね。

% Patch Tranmit Channel = 16 
(<1-16,RX.CH,OFF>)
10 

これもよく分からない。上記指定をONとした時、チャネル番号をどうするかの指定ですかね。ディフォルトのRXというのはなんなのだろう(^^;;。


# Assign

## Others ##

JVをキーボードに繋いだ場合、キーボードのコントロールと関連付けをする領域です。MIDIデータでは関係なさそうなので、多分、ディフォルトのままでいいのでしょう。

% Tranpose Switch/Value, Octave Shift = 0 5 3 
:   Tranpose Switch(OFF,ON)
:   Tranpose Value(-5 - +6)
:   Octave Shift(-3 - +3)
00 05 03 

オクターブの移調に関する指定です。ディフォルトはオフ。値もキーボードの真ん中がC5になるように設定されています。 Performance Part のCoarse Tuneで音程のシフトはできますので、何でこんなパラメータが必要なのか不明。システム全体のオクターブシフトを簡単にやろうということなのですかね。 このスウィッチがオンになってないと、Performance Part の Octave Shift も無効みたいです。

% Keyboard Vel/Sens, Aft Sens = 0 1 100 
:   Keyboard Vel(<REAL,1-127>)
:   Keyboard Sens(<LIGHT,MIDIUM,HEAVY>)
:   Aft Sens(0-100)
00 01 64 

キーボードのヴェロシティとセンスの指定。ディフォルトは全て中位。アフタタッチは最大。MIDIデータでは関係なし。

% Pedal 1 Assign/OutMode/Polarity = 7 3 0 
:   Pedal 1 Assign(<0-104 below>)
:   OutMode(<OFF,INIT,MIDI,INIT&MIDI>)
:   Polarity(<0-104 below>)
::    <CC00-CC05,CC07-CC31,CC64-CC95,PB,AFT,PROG-UP,PROG-DOWN,
::     START/STOP,PUNCH-IN/OUT,TAP-TEMPO.OCTAVE-UP,OCTAVE-DOWN)>
07 03 00 

よく分からない。ディフォルトはヴォリュームを指定し、全てに有効で、極性はなしということらしいが。極性ってなんですかね。

% Pedal 2 Assign/OutMode/Polarity =11 3 0 
(same above)
0B 03 00 

同上です。

% C1 Assign/OutMode = 97 3 
:   C1 Assign(<1-97 CC01-CC05,CC07-CC31,CC64-CC97,PB,AFT>)
:   OutMode(<OFF,INIT,MIDI,INIT&MIDI>)
61 03 

C1ってなんらじゃらほいだなぁ(^^;;;。ディフォルトはペダルを指定し、全てに有効と読めます。

% C2 Assign/OutMode = 2 3 
(same above)
02 03 

上に同じ。ディフォルトはブレスを指定し、全てに有効です。

% Hold Pedal OutMode/Polarity = 3 0 
:   Hold Pedal OutMode(<OFF,INIT,MIDI,INIT&MIDI>)
:   Polarity(<STANDARD,REVERSE>)
03 00 

よく分かりませんが、Hold Pedalの出力と極性の指定みたいです。ディフォルトは全てに有効、標準ということになるけど。いずれにしても、JV-1010では関係なし。

# Bank Select

## Bank Select Group ##

これまた意味不明。マニュアルにはどこにも記述がありません(^^;;。ディフォルトの内容みるとBank SelectをMSB/LSB単位に有効、無効を指定しているように見えます。ディフォルトは有効。変えちゃまずいのでしょう。

% Bank Select 1 Switch/MSB/LSB = 1 80 0 
% Bank Select 2 Switch/MSB/LSB = 1 81 0 
% Bank Select 3 Switch/MSB/LSB = 1 81 1 
% Bank Select 4 Switch/MSB/LSB = 1 81 2 
% Bank Select 5 Switch/MSB/LSB = 1 81 3 
% Bank Select 6 Switch/MSB/LSB = 1 84 0 
% Bank Select 7 Switch/MSB/LSB = 1 84 1 
01 50 00 01 51 00 01 51 - 01 01 51 02 01 51 03 01 
54 00 01 54 01 


## Pedal 3-4 ##

% Pedal 3 Assign/OutMode/Polarity = 7 3 0 
:   Pedal 3 Assign(<0-104 below>)
:   OutMode(<OFF,INIT,MIDI,INIT&MIDI>)
:   Polarity(<0-104 below>)
::    <CC00-CC05,CC07-CC31,CC64-CC95,PB,AFT,PROG-UP,PROG-DOWN,
::     START/STOP,PUNCH-IN/OUT,TAP-TEMPO.OCTAVE-UP,OCTAVE-DOWN)>
07 03 00 

% Pedal 4 Assign/OutMode/Polarity = 11 3 0 
(same above)
0B 03 00 

またまた意味不明。ペダル1-2の3-4版のようです。なんかXPだと意味のあるパラメータなのかな。とりあえずディフォルトのままにしておくしかないでしょう。


# Arpeggio & Others

## Arpeggio ##
% Arpeggio = 4 2 5 20 50 0 3 0 
04 02 05 14 32 00 03 00 

アルペジォを自動的につくり出す指定。JV-2080をキーボードに繋いで、いろいろ遊ぶ分には面白いのでしょうが、MIDIデータには関係なさそうです。

## System Tempo ##

% System Tempo = 121 
(20-250 RealValue=DecimalValue-1)
07 08 

各種Toneのパラメータの変化に対して基準となるテンポのシステム全体としての値を設定します。Performance Commonで Performance毎のテンポを指定することができます。どちらを使うかは Performance Commonの Clock Sourceで指定します。


Scale Tune


### Scale Tune ###

% Scale tune C-E = 64 64 64 64 64 
% Scale tune F-B = 64 64 64 64 64 64 64 
(-64 - +63 p96)
40 40 40 40 40 40 40 40 - 40 40 40 40 

スケールチューンするため指定データです。System Common の Scale Tune Switchか ON になっていないと無効です。セント値です。ディフォルト値はすべて中点。



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