Common
## Name ##
% Name = INIT PERFORM
49 4E 49 54 20 50 45 52 - 46 4F 52 4D
Performance名です。変更が必要な場合は '=' の後の文字を適当な内容に修正して下さい。
# EFX
## EFX p78 ##
クラシック系の音色で使われているのはステレオイコライザとリバーブ位ですね。
% EFX Source = 1
(PERFORM,0-9,11-16 p73)
01
EFXの設定をどのソースを使って有効にするかを設定します。ここを正しく設定しないと、ちゃんとイフェクトがかかりませんので、要注意です。ディフォルトは Part 0 です。これ、結構、分かりにくいので、通常は使いたい EFX の Patch Commonの EFX Type から Delay Feedbackまでを対応する Performance Common領域にコピーし、ここを PERFORMにした方が分かりやすいと思います。
% EFX Type = 0
% EFX Parameter 1-12 = 0 15 1 15 7 0 15 10 0 15 127 0
00 00 0F 01 0F 07 00 0F - 0A 00 0F 7F 00
使用する EFX 番号とパラメータです。詳細はマニュアルを参照して下さい。ステレオイコライザとリバーブについては"shift"表示のファンクションボタンでコメントを表示するようにしてありますので、"shift"キーを押してみて下さい。
% EFX Output assign = 0
(MIX,<DIRECT1>,<DIRECT2>)
00
JV-1010ではDIRECT1,DIRECT2出力はありませんので無条件に0です。JV-2080の場合も外部のイフェクタを使ってイフェクトをかける場合の出力端子ですので、MIDIデータの場合は無条件に MIX(0)でよいでしょう。
% EFX MixOut/Churus/Reverb Send Level = 127 0 0
(0-127 p73)
7F 00 00
ディフォルトでは Churus/Reverb Send Level が 0 となっていますが、EFXを使う場合は適当に設定する必要があります。詳細はここを参照。
% EFX Control Source/Depth 1 = 0 63
: EFX Control Source(0-10 below p73)
:: OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MOD,BREAT,
:: FOOT,PAN,EXP,PB,AFT
00 3F
EFXのかかり方をコントロールするソースとかかり具合を指定します。ディフォルトでは何も指定されていません。まあ、よほど凝ったことをするのでなければ、ディフォルトで問題ないでしょう。
% EFX Control Source/Depth 2 = 0 63
(same above)
00 3F
同上
% Chorus Level/Rate/Depth/PreDelay/Feedback = 127 3 80 0 0
(0-127 p74)
7F 03 50 00 00
システム全体のコーラスの出力内容を設定します。曲に合わせて適当にチューニングする必要があります。
% Chorus Output = 0
(MIX,REV,MIX+REV p74)
00
コーラスの出力をどこに出すか指定します。特別な音作りをするのでなければ、ディフォルト(MIX)で十分だと思います。ただオーケストラボード1を調べると、REVやMIX+REVを指定している音色が結構あります。ここを参照して下さい。
% Reverb Type = 2
(ROOM1,ROOM2,STAGE1,STAGE2,HALL1,HALL2,DELAY,PAN-DLY p74)
02
システム全体のリバーブの種類の指定です。曲に合わせて適当に設定して下さい。ディフォルトはSTAGE1。
% Reverb Level/Time = 127 95
(0-127)
7F 5F
システム全体のリバーブの出力内容を設定します。曲に合わせて適当にチューニングする必要があります。
% Reverb HF Damp = 13
(0-17 below p74)
: 200,250,315,400,500,630,800,100,1250,1600,
: 2000,2500,3150,4000,5000,6300,8000,BYPASS
0D
リバーブの高音域をカットする周波数の指定。ディフォルト(4000Hz)で問題なさそうですが、曲によっては変えてみるのも面白いかも。
% Delay Feedback = 50
(0-127 p74)
32
よく分かりません(^^;;;。リバーブの種類をDELAY,PAN-DLYにした時だけ有効なパラメータですので、クラシック音楽じゃ関係ないでしょう。適当にやって下さい。
# Others
## Performance Tempo ##
% Performance Tempo = 121
(20-250 RealValue=DecimalValue-1 p71)
07 08
各種Toneのパラメータの変化に対して基準となるテンポの値を設定します。Performance Commonで Performance毎のテンポを指定することができます。System CommonとPerformance Common でどちらを使うかは この直後にある Clock Sourceで指定します。
% Keyboard Range Switch = 0
(OFF,ON p71)
00
Keyboard Rangeを有効にするかどうかのスウィッチです。音域によって音色を変える場合に使えるようなので、音域の重ならない二つの音色を一つのパートで済ますなどという使い方ができるのかもしれません。興味のある方は挑戦してみて下さい。ディフォルトはオフです。
## Voice Reserve ##
% Voice Reserve 1-16 = 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4
04 04 04 04 04 04 04 04 - 04 04 04 04 04 04 04 04
ご存じのチャネル対応のボイスリザーブ値です。各パートの編成に合わせて適当に設定してください。
% Keyboard Mode = 1
(<LAYER,SINGLE>)
01
キーボードを複数のパートに分けて使う場合の指定ですので、MIDIデータでは関係ありません。ディフォルトは分けないで使用(SINGLE)となっています。ディフォルトのままでいいのでしょう。
% Clock source = 0
(PERFORMANCE,SYSTEM p71)
00
Performance Tempoを使うか System Tempoを使うかの指定です。通常はディフォルトのPERFORMANCEの方がわかりやすいでしょう。
Part
# Patch Info
% Receive Switch, MIDI Channel = 1 0
: Receive Switch(OFF,ON)
01 00
該当するパートを有効にするかどうかと、どのMIDIチャネルに対応させるかを指定します。通常はディフォル値の全て有効、Part Number = MIDI Channel でいいでしょう。
## Patch Info ##
% Patch GroupType/GroupID = 0 3
: Patch GroupType(USER&PRESET,<PCM>,EXP)
: GroupID(below)
:: Type=0 0:? 1:USER 2:CARD 3:PRA 4:PRB 5:PRC 6:GM 7:PRE
:: Type=2 2:ORC1 7:SUPER 9:SESSION 13:VOCAL
00 03
% Patch Number = 1
(starts from 1 p118)
00 00
使用する音色を指定します。JVの場合、音色の指定はここで行う方法と、CC00,CC32,PCを指定して行う方法がとれますが、エクスパンションボード(Type=2 EXP)を指定した場合はここで指定することをお勧めします。理由はJV-2080の場合、エクスパンションボードの何番にどのカードが刺さっているかは装置次第ですが、ここで指定すればどの装置でもボードがあれば同じ音色が指定できるからです。
Group ID についてはマニュアルのどこにも記載はありません。コメントの内容は僕のもっているボードで実験してみた結果です。ボードの製品コードの最後の数字がIDになっているようです。
% Part Level/Pan/CoarseTune/FineTune = 127 64 48 50
: Pan(L64-R64)
: CoarseTune(0-96)
: FineTune(0-100)
7F 40 30 32
ここでパート別に音量(Level)、パン(Pan)、半音単位のチューニング(CoarseTune)、半音内のセント単位のチューニング(0-100)ができます。
% Output Assign = 4
(MIX,EFX,<DIRECT1>,<DIRECT2>,PATCH p73)
04
クラシック系の音色の場合、通常はPATCHを指定しておいて、Patch Toneの指定が有効になるようにしておくのが無難です。
% FEX-MIX/Chorus/Reverb Send Level = 127 0 0
(0-127 p73)
7F 00 00
パートの出力をFEX-MIX/Chorus/Reverbにどう振り分けるか指定します。詳しくはここを参照して下さい。ディフォルトの値のままで、Output Assign をMIXにしたりなんかすると、ChorusもReverbもかからない貧弱な音となります。パッチモードからパフォーマンスモードに切り換えて「あれ鳴り方が違う」という原因の一番多くはこれです。「イフェクトの謎」をよく読んで対処して下さいね。
% Receive PC/Vol/Hold1 Switch = 1 1 1
(OFF,ON p72)
01 01 01
パート毎にMIDIの Program Change, Volume,Hold1を受け付けるかどうかを指定します。System Commonの指定がオフだと、ここだけオンにしても意味はありません。というか、MIDIデータでは、通常、全てディフォルトのオンのままでいいです。
% Keyboard Range Upper/Lower = 0 127
: Upper(C1-)
: Lower(-G9)
00 7F
Performance Common の Keyboard Range Switchに対応しています。パート毎にキーボードを分割(SPLIT)して音色をかえる時のレンジを指定します。
# Others
## Other Info ##
% Octave shift = 3
(-3-+3)
03
オクターブシフトはSystem CommonのオクターブシフトのPerformance Part版なのでしょう。
% Local Switch = 1
(OFF,ON)
01
Local Switch は何ものなのか分かりません。どっちにしてもディフォルトで問題なさそうです。
% Transmit Switch/BankSelGroup = 1 0
(<PATCH,GROUP1-7>)
01 00
これも不明です。システムに同じようなパラメータがあったけど。
% Transmit Volume = 129
(0-127,OFF RealValue=DecimalValue-1)
08 00
% Transmit Volume(0-127,OFF)
::: RealValue=DecimalValue-1
!B109 129
08 00
同上。
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