SMPDのDLNAレンダラー化に関する話題はこちらで継続します。
キツネDACを使って、SMPD、lightMPD、HQPLAYER、JPLAYを比較試聴しようという試聴会を予定しています。その準備で気が付いた問題点がひとつあります。
SMPDではキツネI2S直結時のDSD再生が出来ません。
この件については、「キツネDAC I2S DSD再生問題」というスレッドで取り上げていますので、詳細は省略しますが、SMPDの0.8で使っているMPDのバージョンの問題で、発生することが分かっています。
この件はキツネとrpiをi2sで直結する時のみ発生する問題だとと思っていましたが、そういうことでは無いようですね。
lightMPD upnpgw v1.0(apu2c4) + SMPD v0.833 dlna接続対応(rpi-3b + DigiOne Signature) + キツネDAC
という、キツネから見ると同軸接続でも、DSD(DoP)再生で軽い音切れが発生します。発生頻度はベートーヴェンのピアノソナタ一楽章を聴いている間に1回あるかないか位です。
これは、i2sで直結する時、「ネイティブ再生では、PCM352KHzへの変換が入り、音切れが発生する。DoP再生では、キツネ側の仕様で無音になる。」という結論に対して、さらにDoP再生問題が発生することを意味します。
ネットワークの設定により発生するということもありそうで、スタンドアロンでは発生頻度は高くなります。
このDoP再生問題は
lightMPD v1.20 スタンドアロン(apu2c4 + x-spdif2 hdmi接続)
では発生しません(キツネから見ると、hdmi接続)。多分、この時、x-spdif2にはDSDネイティブデータが送られていると思います。
最新版のMPDでは解決している問題だと思いますが、以上、ご報告しておきます。
yoさん、こんにちは。
mpdのバージョンを上げる方向で取り組みたいと思います。
mpdのバージョンを選定した当時は「ALSAアウトプットプラグインでmmapを選択できるかどうか」が重要なポイントだったため、mpd 0.19を選択しました。
残念ながらmpd 0.20からはmmapが使えなくなってしまったためです。
mmapの可否は音質面で無視できない差があり、v0.4系までmpdをバージョンアップできない状況が続きました。
v0.5系以降はALSAアウトプットプラグインを使用せず、pipeアウトプットプラグインで出力する方式に変更しましたので、
もはやmpd 0.19に拘る理由は何もありません。
あとは私のやる気の問題ですので、v0.9系のリリースが落ち着いたらmpdのバージョンアップにも取り組みたいと思います。
ところで、試聴会はもう終わったのでしょうか?
v0.9.0βをアップしたら試聴会に間に合いますでしょうか?
パパリウスさん
v0.9βありがとうございました。
昨日は v0.9β をダウンロードはしたのですが、試聴に忙しく、システムを作成している時間がとれなかったので、残念ながら、試すことが出来ませんでした。
さて、実験した内容ですが、SMPD hdmi接続(hifi-dac-hat + hdmi変換基板)、SMPD 同軸接続(DigiOne Signature)、lightMPD(apu2d4 + x-spdif2 hdmi接続)、HQPlayer(ネットワークプレーヤ + SU1 hdmi接続)の比較試聴です。要するに接続方式と再生ソフトの違いで、どの位、音が違うのか確かめてみようという主旨です。JPLAYも仲間に入れる予定だったのですが、当日、ご機嫌が悪く動いてくれませんでした。
ソフトのバージョンですが、SMPDはv0.833、lightMPDはv1.20、HQPlayerはDesktop 4という内容です。SMPDはこのスレッドで案内されている方法でDLNA対応させています。Frontマシーンとしてはapu2d4をupnpgwで動かしました。
結果はSMPDのhdmi接続での実在感は圧倒的でした。
プレガルディエン(T)、シュタイヤー(P)のシューベルト冬の旅第一曲「おやすみ」を途中まで聴くというやり方で、比較試聴しました。
この曲は弱音のピアノ伴奏に続き、ピアニッシモでテナーが歌い始めるわけですが、その声の弱音の雰囲気や、その後、だんだん盛り上がり、フォルテッシモになる部分のテナーの声の強さがどう表現されるかなどがオーディオ的(音楽的にもですが)には聞きどころです。
lightMPD、SMPD 同軸接続、SMPD hdmi接続という順番で聴いたのですが、最後のSMPD hdmi接続になった途端に、世界が変わったという感じでした。最初の弱音のリアルさ、フォルテッシモ部分の声の鋭さ、などまるで違う。SMPD hdmi接続に変えた途端に、オーディオルームがコンサート会場に変わったという感じになりました。
もちろん最初の二つもオーディオ的にはそれなりの音で素晴らしいのですが、SMPD hdmi接続はちょっと次元が違う音ですね。この後、HQPlayerを聴いたのですが、また元の音の世界に戻ったという感じでした。
このままでは、場所と機材を提供して頂いている主催者の顔が立たない(?)ということで、皆で知恵を絞る。試しにHQPlayerのネットワークプレーヤ(ラテパンダ?)部分の電源をPassさんが持ち込んだ高音質電源に変えてみました。この電源が素晴らしい威力で、HQPlayerがSMPDに肉薄するというレベルまでになったので、皆、一安心しましたね。
その後、SMPD hdmi接続に戻し、Passさんが持ち込まれたInttegrated250でシュワルツコップのシューベルトを聴きました。良い音の良い演奏でした。Inttegrated250のアナログ(古い)音源への対応力もキツネに負けないレベルで素晴らしいですね。
あとDaphileも動かしたのですが、他の環境のセッティングでバタバタしていて仲間に入れられなかったのは残念でした(動いた範囲では良い音がしていたと思いますが、群を抜いて圧倒的という感じではなかったです)。
夜の反省会は電源の話で盛り上がりました。JPLAYも、次回は、リベンジしようという話になりました。
ということなので、SMPDのi2s hdmi接続で外部DACとつないだ時の有効性については十分に証明できたかなと思っています。直付けDACボードでは味わえない世界を見せてくれますので、お勧めですよ。
v0.9ベータはこれから試してみます。
yoさん
昨日はありがとうございました。
ところで、x-spdif2はバッテリー駆動と一般のACアダプター駆動でどの程度の差があるでしょうか?
> ところで、x-spdif2はバッテリー駆動と一般のACアダプター駆動でどの程度の差があるでしょうか?
普段はFidelixの6vの電源を使っています。僕の自宅の環境ではこちらの方が音がいいです。この電源は結構重いので、不精をしてバッテリー電池にしたわけですが、失敗でしたね。
バッテリーの方が音が良いという方々もいらっしゃいますが、どうも環境しだいではないのですかね。先日の実験では、普通のパソコン用のACアダプタを使い、ローノイズタイプの整流器(というのですかね)を使って適当なDCを取り出すという方法の有効性がよく分かりました。仰るように、ある程度の電圧が重要というのがポイントみたいですね。
電源に接続される負荷が瞬間的に大電流を必要とする場合は
電池よりもAC-DC電源(アダプター等)の方が良い場合があります。
たとえばDC-ARROW基板は瞬間的な電流供給について良く考えられた電源基板だと思います。
適材適所で電池駆動は負荷変動と信号レベルが低い回路に有効だと...
yoさん
バッテリーについてですが、よく考えると不思議な構造です。
5Vで充電をして5Vを取り出せます。
内蔵しているバッテリーは3.7Vなので内部で昇圧回路を組み込むか、2本直列にして降圧回路を組み込むかになります。この回路がどう影響するか。という問題があるように思います。今回お持ち頂いたバッテリーは、こういった回路の無いリチウムイオンバッテリーを2本直列で繋いだだけの物でしたので、結果には私も少し驚きました。komaさんが仰るように負荷変動に対する追従性の問題が大きい様に思います。
また、今回のレギュレータですが、スイッチング電源を利用したのは、トランスにの巻き線抵抗による電圧降下を避けるためです。その点スイッチング電源はフィードバックがかかる為ある程度安定します。 またより高容量(大電力)の物でもトランスより安価で軽量なのも利点です。
そこで問題になるのがノイズですが、デジタル向けに極力出力抵抗を低くしつつ、かつローノイズなレギュレータを作成し、回避しています。今回はこの回路設計がうまくいったようです。
一口にバッテリーやレギュレータと言ってもいろんな種類や特性の物がありますので、接続する負荷や供給元の電源等の条件次第で逆転現象もあるのだと思います。
今回は近くのハードオフで\300のジャンクのACアダプターを使いましたが、moctさんが使っておられる産業用のスイッチング電源は、接続した機器が誤動作した、すぐに故障した等のクレームになりますので、極力ローノイズでロングライフな安定性の高い設計のはずです。オーディオに使っても有効だと思います。
komaさん、Passさん
僕が脱線させ始めたのですが、完全に脱線(タイトルと内容き不一致)しましたので、ハードのスレッドに移りましょう。
どなたかご存知でしたらご教示いただけませんでしょうか?
RPI2(LightMPD upnpgw)+RPI3b(SMPD)の構成で音出しができるようになったのですが、SMPDにwebuiで接続しようとすると、webuiがファイルかディレクトリがないという表示が繰り返し出て、操作を受け付けてくれません。
sshでシャットダウンするのが面倒なので、webuiを使いたいだけなのですが。
hiroget9さん
apu1c(LightMPD upnpgw)+RPI3b(SMPD)という構成ですが、SMPDにwebuiで接続し(....:8080)、シャットダウン出来ています。
RPI3b(SMPD)をDLNA化対応させる前にnasディレクトリの設定を行い、library updateしているからですかね。
yoさん、お世話になります。
早速、お教えいただきありがとうございます。
まさに
>RPI3b(SMPD)をDLNA化対応させる前にnasディレクトリの設定
をしてあったので、これが原因ですね。
SDカードから作り直してみます。
yoさん、最初からインストール、DLNA化対応してみましたが、どうやら
”RPI3b(SMPD)をDLNA化対応させる前にnasディレクトリの設定”
が原因ではなかったようです。
もう少し、自力で調べてみます。
yoさん、原因究明できました。
NASセッティングが原因でないなら、SMPDが参照するファイルが定義されていないのではと思い、掲示板の過去の書き込みを見直してみました。
/etc.mpd.conf
の
# misc.
をすべて
input {
plugin "curl"
proxy "10.0.0.1:8123"
}
に置き換えてしまったからでした。
追加だけで良いのですね。
これでwebuiからアクセスできるようになりました。
この2行だけは関係ないと思い、コメントアウトしてあります。
#follow_outside_symlinks "yes"
#follow_inside_symlinks "yes"
お粗末な失態でお手数をおかけしました。