早速、SDカードにインストールし、ヘッドレス化はまだできないので、普通のパソコンで立ち上げてみました。初歩的なことがわかりません。
フォルダーを作成しても、あるいは、ファイル(たとえば/etc/fstab)を書き換えてもリブートすると消えてしまいます。保存しておくにはどうしからよいのでしょうか?
なお、アプリをインストールすることは、
tce-ab
というコマンドでできました。
TUさん
自由を求めて挑戦される方はいるのですね(^^)。
詳しくはご本家の英文参照ですが、とりあえず
nano /opt/.filetool.lst
に保存したいファイル名を先頭の/を除いたフルパス+ファイル名で書き込み(例えばfsatbだと
etc/fstab
となります)
filetool.sh -b
で保存できます。
/opt/.filetool.lstを見てもらうと
opt
home
という行がありますが
これはhomeとoptはディレクトリ丸ごとバックアップしますよという意味です。
従って、例えば
usr/local/etc
と書いておけば、ユーザ用のetcディレクトリを丸ごと保存できます。
ただしこの方法はバックアップする量がどんどん大きくなり、何のためのTinyCoreか分からなくなりますので、ちゃんとファイル名まで指定することをお勧めします。
TinyCoreでmpdが動作するようになりました。手順は、以下のとおりです。
1 tce-abで必要なアプリをインストール
alsa cifs mpd-minimal openssh など。
2 設定ファイルの作成・編集
fstab mpd.conf sshd_configなど
※tag_cacheはnasに置きました。
3 固定アドレス
eth0.shを作成
4 各ファイル及びフォルダーの保存設定
/opt/.filetool.lstは以下のようにしました。
opt
home
/etc/fstab
/music
opt/eth0.sh
/usr/local/etc/ssh
/etc/passwd
/etc/shadow
/usr/local/etc/mpd.conf
/var/lib/mpd/Music
4 mpd起動スクリプトの作成
以下の内容です。
sudo mount -a
sudo ln -s /music /var/lib/mpd/Music
sudo mpd
※fstabに記述しただけでは、マウントしませんでした。
5 自動起動するように設定 /opt/bootlocal.shに追加
/usr/local/etc/init.d/openssh start
/opt/mpd.sh
開発機でのmpd動作が確認できたので、ヘッドレス化をしてみました。
syslinux.cfgに次の記述を加えました。
1 1行目に追加。
serial 0 115200
2 APPEND行に追加。
console=ttyS0,115200n8
このようにしたSDカードをapu1cに刺したところ、mpdが動作しました。
しかし、シリアル接続でブート状況が表示はされるのですが、その画面からログオンできません。
ログオンできるようにするには、iptablezに記述をして
init q というコマンドで反映させるらしいのですが、
must be run as PID 1 という警告が出て拒絶されます。
sshでのログオンはできるので、支障はないのですが。
先程のシリアル接続でのログオンについて、修正すべきファイル名が誤りでした。/etc/inittab です。これを修正しても、反映させるためのコマンド init q が受け付けてもらえないということです。
> しかし、シリアル接続でブート状況が表示はされるのですが、その画面からログオンできません。
sudo nano /etc/securetty
# For people with serial port consoles
ttyS0
sudo nano /sbin/autologin
exec /sbin/getty 115200 ttyS0
# exec /sbin/getty 38400 tty1
sudo nano /etc/inittab
ttyS0::respawn:/sbin/getty -nl /sbin/autologin 115200 ttyS0
#tty1::respawn:/sbin/getty -nl /sbin/autologin 38400 tty1
nano /opt/bootsync.sh
echo "booting" > /etc/sysconfig/noautologin
これで出来るようになります。
とりあえず、mpd-minimalのデフォルト状態で試聴しています。動作は安定しいます。感想としては、悪くないが、リアルタイムオプションを適用したvoyageやlightmpdほどの解像度はないということです。
mpdをビルトしないとだめですかね。tgzファイルを作るためには、tgztoolsというアプリがあることまではわかりましたが、それをどう使えばよいのかがわかりません。
TUさん
> リアルタイムオプションを適用したvoyageやlightmpdほどの解像度はないということです。
TCそのものは音楽用のディストリビューションではないので、チューニングが必要です。mpdとカーネルのチューニング(ビルド)をお勧めします。僕はmpd-dsdの最新版とチューニングしたrtカーネル(3.8.13-rt9)、preemptカーネル(3.8.13)で使っていますが、rt化による差はほとんど無いと思います(むしろpreemptが好ましい)。また、解像度もvoyageやlightmpdと遜色はないです。ただ、僕の環境ではarchの64bit版が力があって、一番好ましいので、普段はそちらで聴いています。
mpdのビルド方法は他のディストリビューションと同じようなものです。
カーネルのビルドについては、このページが
http://wiki.tinycorelinux.net/wiki:custom_kernel" target="_blank">http://wiki.tinycorelinux.net/wiki:custom_kernel
参考になるかと思います。