こんにちは。
今年に入ってからMPD 0.20がリリースされて、サンプルレートコンバータの指定方法が変わったこともあって試してみたいと考えています。従来のsamplerate_converterという指定の代わりにresamplerという記述になるようです。これに伴い、lightMPDでしか指定できなかったSoXにおけるマルチスレッドでのサンプルレート変換が出来るようになる由。
当方はデジチャンがシステムの核なので、VoyageMPD 0.10でDSD音源をPCMにダウンコンバート(176.4KHz/24bit)する運用スタイルとしていますが、MPD 0.20をこの環境で利用するためには、ソースからのコンパイルを行ってインストールする方法なのかなと思っています。
ソースコンパイルは未経験なので暗中模索、情報集めをしていますが、VoyageMPD環境では古い情報しから見当たらないようで、もうユーザーは大分減ってしまっているんだろうなとも推測しています。やはり、そろそろAPUベースのlightMPDに周回遅れでも移行すべきかとしばし躊躇しています。
ゴンザエモンさん、お久しぶりです。
サンプルレートコンバータ機能は使っていないので、申し訳ありませんが、あまりアドバイス出来そうにありません。
Voyage MPDは一年以上更新が止まっていますので、ちょっと古くなっていますね。Debianも一世代前のwheezyのままですし。最新のMPDをコンパイルするためのプラットフォームとしてはお勧め出来ません。
今、メイジャーな音楽ソフトはVolumioですが、ブラックボックス化が進んでいますので、MPDのコンパイルする目的には合わないと思います。またRaspberryPIがメインターゲットですから、x86系列が中心のゴンザエモンさんには向かないかもですね。音もそんなに良くないと思います。
SoCを試してみるというなら、BeagleBone Greenという、BB BlackからHDMI機能をとっぱらった機種がお勧めです。これをBoticised Arch Linuxで動かすというのが、只今、僕が熱中しているプロジェクトです。
Boticはイメージファイルは古い(3年前)のですが、作者がアップデートを続けていますので、debianを含めて最新版にすることは出来ます。音は良いです。音楽ディストリビューションとして、ゴンザエモンさんであれば、楽に付き合えるレベルではないかと思います。MPDの入れ換えは楽に出来ます。
APUは良いハードだと思いますが、使いこなしは大変ですね。Voyageがシリアルコンソールに対応しているので、一番使いやすい音楽ディストリビューションですが、上記した問題はあります。lightMPDの最新版(upnpgw)がお勧めですが、MPDのビルド用には開発環境は別に容易する必要があります。
MPDのビルドに関しては、捜せば、情報はいろいろありますね。僕のサイトにもあっちこっちに散在しています。ビルドする場合、ちょっと古い環境だと、GCCやライブラリのレベルを最新にするのに悪戦苦闘することになります。0.20以上でビルドするということであれば、ビルト環境を最新のカーネル、最新のディストリビューションを選択することをお勧めします。
はじめましてゴンザエモンさん横から失礼します。(^_^;)komaです。
>ビルト環境を最新のカーネル、最新のディストリビューションを選択することをお勧めします。
yoさんのおっしゃるとおりで
現状、APUはVoyage MPDをインストールして使うのは環境が古く勿体ない使い方だと思います。
ベースになっているdebianのデフォルトでインストールされるALSA,Kernelのバージョンも古く
最新 mpd をコンパイルする事が困難です(^_^;)
yoさんが何故 APU+Archlinux 環境を明示して薦めないのか?分からないのですが
x86環境で普通に使えるのでクロスコンパイルも容易で弄るには良い環境ではないかと思います。
ぶっちゃけてしまうと自分的にはAPUの最大の欠点は信号出力にUSBを使う所だと思っています。
それで最近、ゴンザエモンさんのUSBアイソレーターの記事を何度も読んで(^_^;)
APU + USBアイソレーター + DDS と
直接I2Sが出力出来るBeagleBone Green とか SDTrans384 と比べてどちらが良いかと情報を集めていますが
情報が足りなくて進むべき方向が見えない今日この頃です(笑)
> yoさんが何故 APU+Archlinux 環境を明示して薦めないのか?分からないのですが
アハハ。「良き友を悪の道に引きずり込んじゃいけない」の心です(^^;;;。
冗談はさておいて、やっぱりヘッドレスのArchLinuxはちょっと大変ですよね。そのあたりを何とかしようとして、「音楽用APU2c4にArch Linuxシステムを作る」を書いています。
>アハハ。「良き友を悪の道に引きずり込んじゃいけない」の心です(^^;;;。
悪の道かも知れません(^_^;)
mSATAカードArchLinuxインストール済みはclonezillaではクローンコピーで何枚でも作れる事は確認済みです。このツールを利用してバックアップデーターを配布出来ればこの素晴らしい環境を多くの人に体験して貰えると個人的には思います。配布サーバーとかどうするかとかmSATAのサイズによってはコピー出来ない場合もあるのでその辺が今後の課題です。個人的見解では間違いなく APU1C+Archlinux はVoyageLinuxより良い音が出るように思います。また、開発された新しいソースのテストベースとして難易度は高いかも知れませんが最適だと思います。ちなみにさっきmpd-0.20と0.21をコンパイルしてみましたが0.21はエラーが出てダメでした。0.20は出来たのですが設定が悪いのか?DSDの方は音を出すことが出来ませんでした。
yoさん、komaさん、こんばんは。
いろいろと情報&アドバイス、ありがとうございました。希望としては現行のいろいろと電源系ノイズ対策を施したX86ベースのPCを使いたいと考えていました。一方、このプラットフォームを離れるとすれば、APUかなと思うのですが、APUの場合はlightMPDでマルチスレッド対応のSoXが既に使えるようになっていますのでこの方向が手っ取り早いのかもしれませんね。
なお、USBについてはyoさんも度々言及されておりますように現状のPCオーディオでは必要悪になってしまっているようにも感じています。I2Sが取り出せる環境、その後のDACでの受けを考えるとI2Sにもやはりハードルがありますので悩ましいところです。USBとSPDI/Fを使わざるを得ないという課題を一挙に解決してくれるのがDante Audio Networkだと思うのですが、こちらはまだまだ相当に高価です。プロ用なのでその点は多少は仕方がないのかな、とは思うのですが今後急速に製品選択肢が増えていくかもしれませんので、引き続きウォッチしていこうと考えています。
Music Player Daemon 0.20.2 (v0.20.1-29-gdf578c91a)※git版
このバージョンでDSD-nativeも問題なく再生できる事を確認しました。
確認したPCはi5を積んだ普通のデスクトップに
Archlinuxをインストールしたものです。
再生音はAPU1Cに比べて低音域に馬力があってちょっと悔しくなります(笑)
komaさん
あら、さくっとMPD 0.20.2動かしちゃいましたか、流石ですね!
x86ベースのArchlinuxはインストールしたことがないのですが、git版ということはapt-getでこのバージョンのMPDをインストール可能なのでしょうか。(Archlinuxはpacmanかな?)
時間があって近くに住んでいればArchlinux初期のインストールぐらいやっちゃうんですが...
前のスレッドでAPU1Cのインストール済みのバックアップを配布出来ないかな?と書いたのは
ハードが限定されるからレストアした時の成功率が高いと思ったからです。
普通のデスクトップでもCPUとLANのチップが大きく異ならなければ
他のPCでインストールしたHDを外して他のPCへ移植しても動作する可能性が高いので
その方向でも出来ないだろうかと...上手くいけば
多くの方々を悪の道へ引きずり込む事が可能だと考えています(笑)(^_^;)
本題に入ります。本日確認した限りではArchlinixのpacmanコマンドで
インストール出来るカーネルで対応済みのXMOSではDSD-nativeが可能な様に思います。
個人的には対応済みのカーネルが配布されていると思われますが
インストールから作業していないので断言は避けます(^_^;)
正しければ
mpdのgit版のコンパイルさえ乗り越えればArchlinuxでDSD-nativeが可能と思います。
ゴンザエモンさん
> 希望としては現行のいろいろと電源系ノイズ対策を施したX86ベースのPCを使いたいと考えていました。
これは素直にJPLAYのaudioPCとして使うというのが良いのではないでしょか。JPLAYとlightMPD(upnpgw)を比較すると、ハードが同じ条件なら、JPALYの方が優位にあると思いますので。
僕がlinuxを使いだした理由はWindowsはMSの秘密主義で自由度が効かないからです。
音はWindowsServerであれば、マイクロカーネルなので、Linuxより良いと思っています。Windowsの音が悪いというのは、XPなどで操作性の向上と極度のGUI性能の重視のためにせっかく素性の良いOSを台無しにした結果生まれた神話ですね。
> APUの場合はlightMPDでマルチスレッド対応のSoXが既に使えるようになっていますのでこの方向が手っ取り早いのかもしれませんね。
だと思います。お勧めのSOCはBBGですね。ハードはI2S直結でUSBとオサラバするというのが正解かと思っています。別のスレッドでそのための大騒ぎをしています。
Dante Audio Networkの情報ありがとうございます。調べてみますかね。
>お勧めのSOCはBBGですね。ハードはI2S直結でUSBとオサラバするというのが正解かと思っています。
yoさんと張り合うつもりもないのでこの辺で引っ込みます。
ただ、一つ思っているのはOSで音が決まると言うよりも使えるドライバーの質で
音が決まると思います。
WindowsServerでさえもAudiophileOptimizerを使えば音質が向上するという事は
linuxでもチューニング次第では更なる向上が望める?のでは無いかと思います。
BBB,BBGは導入を検討したんですがハード周りが特殊で初心者向きでは無いように思われたので
止めた経緯があります。
komaさん
当方はUbuntuやVoyageMPD等はメインのデスクトップPCでインストールや設定を行った後、そのシステムディスクを音楽再生用のPC(ヘッドレス)へ持って行って接続し使用しています。あまり難しく考えずに普通にやっていました(笑) Archlinuxでも同様のことは問題なく出来るんじゃないでしょうか。
yoさん
PCM音源をそのまま再生する場合であればJPLAYの優位は認めるところですが、Dual PC構成を含むPC関連のメンテナンスの問題やJPLAY Streamer+Minim Server+リモコンソフト(Kinskyなど)という全体としての使い勝手の悪さという面もあってAll-In-Oneであるmpdにもまだまだ充分対抗できる良さがあるかな、と思っています。
特に当方の環境ではデジチャンにPCM入力する都合上、DSD音源のダウンコンバートの仕組みは不可欠なのですが、JPLAY(実際はMinim Server)で使用しているffmpegに比すするとmpdにおけるSoXでのサンプルレート変換の方が好ましく感じられたという背景事情もあります。
Danteについては自宅でそこそこテストをしてとても良い感触を持っています。プロの世界では急速に広まっているようですが、家庭において単に音楽再生用途とするにはオーバースペックなところがありそれが価格にも反映されてしまっているところがちょっと辛いところかもしれません。(安価なPCオーディオとはいきませんので、、、)
komaさん、yoさん
貴重なるアドバイスなどたくさんいただき大変ありがとうございました。