このところ、オリオスペックのDiretta Target PC&USB DACパッケージが、あちらこちらで評判になっています。つい最近、専用ASIOドライバーがバージョンアップされ、音質が大幅に向上したとのことですので、おもいきって導入してみることにしました。
今回は、手持ちのDDC・DACを活用したいので、本体のみ(USB DACなし) のオプションで購入しました。
使用環境(2021年1月15日現在)
EGLOBAL ファンレス・ミニPC(intel core i7 8565U 1.80GHz (4.6GHz) クアッドコア 250GB SSD 16GB Windows 10 Pro、エルサウンド ノートパソコン用アナログ電源使用)+オリオスペック Diretta Target PC(PCはECS LIVA Z2、A&R Lab FIX CRREENT+CPM SPECIAL使用)+Singxer DDC SU-2+同 DAC SDA-2C(HDMI LVDS I2S/DSD接続)。両PCには、スペック USBノイズリムーバー AC-USB1を装着。電源は、スター電器製造 アイソレーション電源トランスを使用(100・115V出力)。
ファンレス・ミニPC・Diretta Target PC・SU-2・SDA-2Cそれぞれに、クライナのインシュレーター D-PROP mini extend DMX-3 3個1組を設置。
接続には、Asoyaji Audioのゴア線USBケーブルおよびゴア線LANケーブル(試作品、現在長期試聴中)、StarTechのHDMIケーブル(バージョン2.0)を使用(ファンレス・ミニPCとDiretta Target PCとは、LANケーブルで直結)。電源ケーブルは、シールド電源ケーブル(A2Dケーブル+WATTGATE 320iプラグ)を使用。
ローカルファイル(PCM・DSDのWAVファイル)は、外付けHDD(GLYPH BlackBox 2TB)からその都度、ホストPCの内蔵SSDにコピーして再生。
音楽再生ソフトウェアは、 Bug head Nontallion・Album Player Mini 2.110(PCM・DSDのWAVファイル用)、Audirvana(TIDAL用)、VB-Audio ASIO Bridge・JRiver Media Center 27(インターネットラジオ用)を使用。また、ジッターレス・ユーティリティー MinorityClean x64を使用。
ホストPCとターゲットPCとは、LANケーブル(Asoyaji Audioのゴア線LANケーブル 0.6m)で直結しています。その上で、ホストPCの、ターゲットPCと接続しているイーサネット・アダプターにおいて、IPv6プロトコルのみを有効に、およびインターフェイス・メトリックを100に設定してあります。さらに、速度とデュプレックスを100Mbps ハーフデュプレックスに、また受信バッファ・伝送バッファを、音切れしない最小値に設定しています。
今まで、LAN端子にいれていたインターネット用のLANケーブル(フルテック LAN-10G 1.2mおよび0.6m、カテゴリー6+JCAT NETアイソレーター)は、エレコムの高速ギガLANアダプター(EDC-GUA3-B)を使用して、ホストPCのUSB端子に接続しました。その上で、最新のOLIOSPEC ASIO Driverをダウンロードして、ホストPCにインストールしています。
早速、今までのメインの音楽再生ソフトウェアである、JPLAY FEMTOで再生してみましたが、ドライバーは確かに認識できているのですが、再生が全くできません。設定をいろいろとかえてためしてみましたが、どうしても無理なようです(再生できる方法をご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただければ幸いです)。
気をとりなおして、サブの音楽再生ソフトウェアのJRiver Media Center 24をためしたところ、ドライバー関連の設定をするだけで、簡単に音がでました。
また、コントロールアプリであるJRemoteを使用すれば、タブレットで再生をコントロールでき、アルバムアートも表示できます(Huawei 8.4インチ タブレット MediaPad M5 Wi-Fiモデル(Android 9.0)使用)。ただ、私の環境では、パソコン上で操作した方が、音質は良いようにおもいます(コントロールアプリを使用したいということであれば、fidata Music Appの方が良いです)。
この他、手持ちのfoobar2000(ASIO component追加)、TuneBrowser、そして本当に久しぶりに、かつて所有していたHQPlayer(試用版)もためしてみましたが、いずれも同様に、簡単に音出しできました(いずれも、Bug head MinorityClean 最新版を併用)。
このうちで、私見では、意外にもfoobar2000が、大変クリアーかつ素直な音であり、現在のところ、1番好ましいようにおもわれます。foobar2000は、PCオーディオの展開とあゆんできた、まさに「歴史的」なソフトです。しかしながら、JPLAYなどがではじめたことにより、豊富な機能はともかくとして、音質的にはさすがに陰が薄くなってきた感がありました。それが、Direttaによって、リバイバルしたようにおもえます。
また、foobar2000は、UPnP renderer関連のコンポーネントを追加することにより、foobar2000 UPnP Serverとして使用できるようになります。これによって、音質の大変良いコントロールアプリである、fidata Music Appを使用して、音質をあまり劣化させること無くリモート操作ができますので、使い勝手が大幅に向上します。
追記:現在は、HQPlayer 4 Desktop、Album Player Mini 2.111を主に使用(「HQPlayerとDiretta Target PC」、および本スレッドNo.7157参照)。
ちなみに、Windows版Audirvanaを使用したTIDALも、従前よりも一層高音質で再生できています(ただし、TIDALのWindowsパソコン用のデスクトップ・アプリでは、専用ASIOドライバーが認識されません。VB-Audio ASIO Bridgeを使用すれば、利用可能です)。
このシステムがかなでるのは、従前とは全く次元の違うものです。今まで、PCオーディオにおいていろいろとためしてきましたが、これ程劇的に音質がかわったのは、初めての経験です。
圧倒的な立体感・スケール感・奥行き、および広々とした音場が顕著であり、独特の透明感や静寂感が感じられます。その音質はフラットかつ鮮明そのものであり、全ての音にフォーカスがあたっています。さらに、音の躍動感・生々しさ・深み・重厚さ・艶やかさ・濃厚さも特筆されます。
たとえば、シュタルケルのブラームスのチェロ・ソナタは、まるで目の前で演奏しているように、生々しくきこえます。また、ルービンシュタインやビル・エヴァンスの繊細なピアノのタッチが、今までとは全く違ってきこえてきます。さらに、TIDALにおける、MJQのヨーロッパ・コンサートも、一層臨場感にとんでいます。
このように、聴きなじんでいる音源に、新たな発見があることもまた、Direttaの凄いところだとおもいます。
なお、OLIOSPEC ASIO DriverのDirettaの送信サイクル設定(Preset Profile)では、やはり新たに設定されたSuperXXXXXをえらんだ方が、音質は断然素晴らしいとおもいます。数値をあげるにしたがって、音質がより鮮明になり、かつ深みと艶やかさがましていきます。私の環境では25000Hzまで再生できましたが、私見では、10000Hz(音源によっては5000Hz)辺りが1番バランスがとれて好ましいようにおもいます。
追記:現在は、HQPlayer 4 Desktopの使用により、12500Hzに設定。
また、このパッケージのターゲットPCのECS LIVA Z2は、性能・評判が共に良いファンレスPCですが、CPUはあくまでIntel Gemini Lake(Celeron N4000)です。それで、これだけの音質になるというのは、一義的にはDirettaにおいては、コンピューターの負荷の分散がおこなわれ、ターゲットPCには、それ程高い能力がもとめられていないということになるのでしょう。
しかし同時に、このことは、ホストPCの性能がかかわる度合いが大きいことを意味しているようにおもいます。したがって、ホストPCには、できるだけ高性能のもの(Intel i5・i7等)を使用した方が良いようです。
課題としては、現在はターゲットPCの方の電源は、付属のACアダプターを使用しています。本来なら、ホストPCと同様の、オーディオ用アナログ電源を使用した方が良いということになります。しかし、前述のように、ターゲットPCの比重が少ないということであれば、あるいはこのままでも良いのかもしれません。
追記:現在は、A&R Lab FIX CRREENT+CPM SPECIAL(本スレッドNo.7464参照)、およびOLIOSPECオリジナルGaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット(Diretta Contorno認定取得)(「GaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット」参照)を併用。
また、このシステムでは、各音楽再生ソフトウェアは、従前よりもさらに優れた音質となります。しかし、音質差が無くなっているわけでは無く、優秀なソフトウェアの方が、当然なことながら有利です。
いずれにしても、Direttaは今後、PCオーディオの音質向上において、極めて大きな可能性があるものとおもわれます。それに簡便に、かつリーゾナブルな価格でアクセスすることを可能にした今回のパッケージは、まさに画期的な製品だとおもいます。
https://www.oliospec.com/shopdetail/000000009616/" target="_blank">https://www.oliospec.com/shopdetail/000000009616/
taiyruさん
興味深いメッセージありがとうございます。
以下のメールを送っておきましたので、ご返事があるかもしれません。
マーシンはOliospec Diretta Target PC package のことは知っています。
Hi Marcin,
Today, Taiyru has posted a message about Oliospec
Diretta Target PC package on my bulletin board.
It is very interesting, so I recommend you to read it
by using Google Translate.
Taiyru's post is in proper Japanese, so the translation is not perfect,
but I think you can understand most of the meaning of his writing.
He runs various Windows music players on diretta host
and compares them. This is a very unique and informative comparison.
However, it seems that JPLAY could not work in his environment.
All the programs except JPLAY seem to be played.
If you know the reason, could you reply to him ?
Regards,
Yo
yo様
いろいろとご配慮をいただき、どうもありがとうございました。
しばらくしたら、マーシンさんにも働きかけようかとおもっていましたので、お陰様で大変助かりました。
現在使用中の音楽再生ソフトウェアは暫定的なものなので、もしJPLAY FEMTOが使用できるようになれば、おそらく最高音質になり、素晴らしい事だとおもいます。
対応していただけることを、節に願っています。
taiyruさん
興味深い記事を有難うございます。質問があります。
私もDDCとして、Gustard U16を使用しているので、PC本体のみの購入を考えております。質問なのですが、Gustard U16のドライバーはどのPCにインストールするのでしょうか?また、このドライバーをOLIOSPEC ASIO Driverは自動的に認識するのでしょうか?
宜しくお願い致します。
黄金虫様
実際に使用するのは、ホストPCにインストールする、専用のASIOドライバーです。基本的には、自動的に認識されます。
各音楽再生ソフトウェアのデバイスを設定する項目などに、Gustard U16等の、既にインストールしているドライバーの名称が一覧であがってきますので、その中からOLIOSPEC ASIO Driverをえらびます。
Diretta Target PCは、とても素晴らしい音質ですので、ぜひお試しになってみてください。
マーシンからご返事がありました。
呆れたものですね。JRiver事件といっしょです。
レジストリをいじって、無理矢理動かすという手はあるかもしれません。
Hi Marcin,
Thank you for your reply.
That's too bad. Please allow me to post this reply as it is
on my bulletin board.
Regards,
Yo
> Hello Yo,
>
> Thanks for the information. Frankly, I don't want to involve in any
> discussions in which Mr Iwahashi is involved too (Diretta). I will leave
> it as is. I think he did not include JPLAY on purpose.
>
> Best regards,
> Marcin
Diretta Targetの評判が良いので購入しようと思ってたところJPLAYでは使えないという
このスレッドを見たので実際にオリオに問い合わせてみたところ
JPLAYで使えないわけではなく構成にもよりますが設定を落とせば再生は可能と返信されてきました
Hi Marcin,
Today, an anonymous person wrote the following on the Diretta thread
on my bulletin board :
--------------------------------------
I was thinking of buying Diretta Target because of its good reputation.
However, I saw a note in this thread saying that
Diretta cannot run JPLAY, so I asked OLIOSPEC if it really is.
OLIOSPEC responded that it is not that
Diretta cannot be used for JPLAY, but it depends on the configuration,
It is possible to play back if you drop the setting.
--------------------------------------
Do you understand what it means?
I could not understand what "drop the setting" means.
Best Regards,
Yo
と問い合わせてあります。
「設定を落とす」というのはどういう意味ですか。
意味が分からないので、直訳してあります。
こちらのJPLAYで使えるのか使えないのかの質問に対しての返信が
「JPLAYで使えないわけではなく構成にもよりますが設定を落とせば再生は可能」
でしたので
>「設定を落とす」というのはどういう意味ですか。
に対してはそこまでは分かりません
「設定を落とす」とは、おそらくEngineの種類を下位のものに変更したり、DAC LinkやXtreamsizeの数値をさげることだとおもいます。
私も、設定をいろいろとかえてためしてみましたが、少なくとも私の環境ではだめでした。
今回のパッケージの本来の対象DACである、SMSL Audio SU-8ないしはSOULNOTE D-1・D-1Nを使用して、JPLAY FEMTOの設定を低めのものにすれば、あるいは再生できるのかもしれません。
これらの環境の方々は、ぜひJPLAY FEMTOをためしていただいて(試聴版あり)、ご報告いただければ幸いです。
マーシンから返信はありましたが、内容は前回と同じです。
「自分はDirettaを試したことはない。ただ、I氏はJPLAYをASIOとJPLAYドライバ経由で動作確認しており、動いたという話をきいたことがある。何故、今回、JPLAYが動かないのか理由は分からないが、I氏はDirettaのビジネスマネジャなのだから、それ以上の説明は不要だろう(I think this reason is enough to understand the situation)。」ということです。彼もかたくなですね。
ということなので、Oliospecの回答の真偽は不明です。
Engineをclassicにしてみるという手は駄目ですかね。
yo様
いろいろとご尽力いただきまして、どうもありがとうございます。
オリオスペックの回答は、おそらくNo.6964でもうしあげた環境によってのものだとおもいます。
Engine・DAC Link・Xtreamsize共、一通り設定をかえてためしてみましたが、少なくとも私の環境では、無理でした(Singxer SDA-1への直結もこころみてみましたが、結果は同様でした)。
オリオスペックのいう「設定を落とす」には、OLIOSPEC ASIO DriverのDirettaの送信サイクル設定(Preset Profile)を、highないしlowにする意味合いもあるとおもいます。
残念ながら、私の場合これをかえてもうまくいきませんでしたが、環境によっては、あるいはJPLAY FEMTOを再生できるかもしれません。
この問題については、Direttaの開発者から、正式のコメントがでているようです。
「JPLAYとDirettaの動作目的が似ている事から、リソースの競合が発生しており、現状回避する方法が、Direttaのプロファイルを下げる以外に方法がありません。」
https://www.facebook.com/DirettaLinkAudio/posts/551048722303371" target="_blank">https://www.facebook.com/DirettaLinkAudio/posts/551048722303371
https://www.oliospec.com/blog/?p=2879" target="_blank">https://www.oliospec.com/blog/?p=2879
https://www.oliospec.com/blog/?p=2862" target="_blank">https://www.oliospec.com/blog/?p=2862
taiyruさん
情報ありがとうございます。
マーシンにURLを連絡しておきました。
DirettaにおけるJPLAYの再生に関しての、構造的な問題点は明らかになりました。ただ、双方を最高水準で再生する見通しは、未だにたっていません。他のサイトをみても、JPLAYの再生に関する報告は、今までまだあがっていません。
ところが、本日になって、ついにJPLAY FEMTOの再生が問題なくできたというレポートが公表されました。
http://community.phileweb.com/mypage/entry/4423/20190916/63452/" target="_blank">http://community.phileweb.com/mypage/entry/4423/20190916/63452/
ポイントは、コントロールアプリに、fidata Music Appではなく、BubbleUPnPを使用することのようです(私は、fidata Music Appの高音質に気をとられて、BubbleUPnPをためしてみることに思いがいたりませんでした)。
Diretta送信サイクル5000Hz、JPLAY DACLink1000Hzまで安定再生でき、最高の音質とのことです。
この点については、Direttaの開発者からの正式のコメントと食い違いますが、この辺りについては、使用環境に依存する面が大きいのかもしれません。
ちなみに、Direttaの開発者は、「競合状態のため動作が予測できずOSのバージョンやいろいろな条件により問題なく動作してしまうこともあるようです。」とのべており(https://www.facebook.com/DirettaLinkAudio/posts/551048722303371" target="_blank">https://www.facebook.com/DirettaLinkAudio/posts/551048722303371)、あるいは再生できる方が、むしろ希なケースなのかもしれません。
当方も早速、BubbleUPnPを使用して、Diretta・JPLAY共に、最低の設定でためしてみましたが、現在の所まだ音がでない状況です。引き続き、検証してみたいとおもいます。
DirettaにおけるJPLAYの再生には、希望がでてきました。しかしながら、環境によっては全く再生できない場合もあるでしょうし、仮に再生が可能だとしても、Diretta・JPLAY共に、現時点では、最高音質の設定にはできない可能性もあります。
そこで、昨日までおこなってきた、foobar2000の他に、当面の間JPLAY FEMTOの代用になりそうな、音質の良い音楽再生ソフトウェアをさがして検証することにも意味があるようにおもい、ここにご報告します。
まずは、日本で開発された、ハイレゾ再生ソフトのHYSOLID(無料)です。これがでた時に試聴したことがあるのですが、JPLAYに似たなかなか良い音でした。ただ、JPLAYの音質をこえることは無いようにおもいましたので、その時はそれっきりになっていました。しかし、このような状況になってきますと、再浮上してくることになります。
本ソフトは、ハイレゾ再生ソフトと称するだけあって、PCMの 44.1kHz~384kHzと、DSD(DSF)の2.8MHz~11.2MHzに対応しています。なお、DSDIFF(拡張子.dff)ファイルは、対応準備中となっています。
また、開発者によれば、Windowsにサインインしない方が高音質とのことです。また、PCに内蔵、もしくはPCに接続したSSDによるストレージを推奨しています(https://www.hysolid.com/jp/faq.html" target="_blank">https://www.hysolid.com/jp/faq.html)。
ただし、当方の通常のシステムでテストをした時は、とても良い音でなったものの、今回のシステムでは、「この音源には対応していません(14002)」というエラーがでてしまって、再生がうまくいきません。しかしながら、設定の状況から、他の環境では再生できるはずで、その際には、相当高音質になるかとおもいます(後記:No.6978・6988でご報告しているように、その後Windows 10 home 1903およびWindows Server 2019で、再生が確認できました。詳しくはそちらをご参照ください)。
なお、PC対する負荷を減少させて高音質をはかる設計のため、ユーザーインターフェイスは、スマホアプリのみになっています。また、最新のOSには対応しておらず、対応OSは、Android ver.4~6、iOS 8~9となっていますので、確認が必要です。
もう1つは、KORGの録音・再生が可能な音楽ファイル管理ソフトである、AudioGate 4(ライト版、無料)です。このうちの、高品位なオーディオ・エンジンを使用した、オーディオプレーヤーとしての機能を利用することになります。
このソフトは、鮮明かつ力強く、厚みがあり、前に張りだしてくる音がします。特に、中・低音域の充実と、生々しく、リアリティーに富んだ再現力には、特筆すべきものがあります。
ただし、ライト版での入力周波数は、44.1kHzまたは48kHzのみとなります(PCM・DSDのハイレゾデータは、44.1kHzまたは48kHzのPCMへの変換再生)。ハイレゾ音源の本来のフォーマットでの再生には、指定のKORG製品を接続するか、フルバージョンのライセンスコードを購入する必要があります(後者の場合、DSDはPCMフォーマット(192kHzまで)による簡易再生)。また、ギャップレス再生、およびリモートへの対応はありません。
Direttaの開発者のウェッブページによると、JPLAY FEMTOに関しては、以下の設定が紹介されています(https://support.diretta.link/doku.php?id=diretta:asio" target="_blank">https://support.diretta.link/doku.php?id=diretta:asio)。
Diretta
Preset Profile:Low
JPLAY
Playing via:Asio:Asio Diretta
Engine:ULTRAstream
DAC Link:10Hz
(すなわち、Playing via以外はデフォルト)
これもふくめて、いろいろと設定をかえてためしてみましたが(Preset ProfileはLowのまま)、リソースの競合等に関する問題は、一筋縄ではいかないようです。当方では、未だに音出しにはいたっていません。
taiyruさん
貴重な情報ありがとうございます。
マーシンにはこのURLのトップページを連絡しておきました。
彼には「日本ではJPLAY-Diretta問題はコンカレントな話題だ。Oliospecの説明会でこの件で質問が多数発生している。僕のサイトでも関連する投稿が多数書き込まれている。Diretta側は(つながらないという)問題を解決したいと述べている。彼らはオープンだ。だから、I氏の件は別にして、貴方は技術的な意見を表明した方がよい。」と連絡してあります。
しかし、ソースコードまで開示しているとは驚きました。
JPLAY FEMTOの再生に成功された方が、Windows 10をお使いなことをおもいだして、ためしに作業用のノートパソコン(オーディオ専用のものと同型・同スペック、Windows 10 home 1903)につないだところ、何と簡単に音がでました!
ということは、Windows Server 2019 Standard Desktop experience 製品版 1809か、私のノートパソコンのどちらかに問題があるのか、あるいは2台のWindows 10搭載パソコンに、たまたまリソースの競合がおこらなかったのかのいずれかになるかとおもいます(後記:Direttaの開発者およびオリオスペックのウェッブページをよくよむと、Windows 10 64bitのみの動作保証となっています)。
DirettaのPreset Profileは、現在のオーディオ専用パソコンにおける設定と同じSuper10000でも、問題無く再生できます。
JPLAY FEMTOの設定も同様で、ULTRAstream、DAC Link-700Hzでも大丈夫です。
また、私の環境の場合、fidata Music Appでも、問題無く操作できます。
音質は、JPLAY FEMTOらしい、豊かで深みのある音です。ただ、同じ条件下でのfoobar2000と聴きくらべると、従前のシステムで感じられた、両者の圧倒的な音質差は無いようにおもわれます。これは、従前はKSモードであったのが、DirettaではASIOモードしか使用できないことと関係があるかもしれません(ただし、あくまで作業用パソコンでの話で、確定的なものではありません)。
また、No.6972でご報告した、ハイレゾ再生ソフトのHYSOLID(無料)も再生できました。JPLAY FEMTOと同傾向の音質で、私見では、現段階のJPLAY FEMTOやfoober2000よりも、若干ですが勝っているとおもいます。ですので、JPLAY FEMTOの代用になるだけではなく、このシステムにおける最良の音楽再生ソフトウェアといえるとおもいます。
ちなみに、オーディオ専用パソコンと比較すれば、専用機の優位さによるものでしょう、foobar2000による再生の方が高音質です(ただし、もしHYSOLIDが使用できれば、それを凌駕することでしょう)。
ただ、Direttaの開発者のコメントをよむ限りでは、リソースの競合等がおきることがあることは、間違い無いとおもわれます。ですので、今回の2件の事例だけで、この問題を一般化するのは、まだ早いようにおもいます。
オーディオ専用パソコンにWindows 10を入れなおして、更に検証をつづけるかどうか、実に悩ましいところです。
問題解決の糸口がみつからないので、おもいきってWindows Server 2019のクリーンインストールをしてみました。その結果、JPLAY FEMTOとHYSOLIDの再生問題は解決しました(追記:ただし、その後、JPLAY FEMTOの再生は、やはり不安定であることが判明しました)。
それをふまえて、3種類の音楽再生プレイヤーの比較を、改めて時間をかけておこなってみました(CDリッピングおよびハイレゾ音源(WAVファイル)使用。DSD音源については、現在のところ、一部をのぞいて未検証)。
JPLAY FEMTOは、DirettaのPreset Profileは、Super10000、JPLAY側は、ULTRAstream、DAC Link-700Hzという設定にもかかわらず、決して悪い音では無いのですが、何か冴えない感じの音です。
従前のシステムでは、foober2000との音質差が相当あり、一方今回のDirettaのシステムでは、foober2000があれだけ高音質になるのですから、JPLAY FEMTOも、本来はもっと上をいってもよいはずです。
また、リソースの競合により、設定値をさげざるをえなくなれば、音質は更に低下することになります。やはり、現行では、ASIO出力しかできないことの限界でしょうか。
一方、foober2000とHYSOLIDとは、改めて厳密に比較してみると、甲乙つけがたい高音質です。
foober2000は、従前のシステムでは、線の細い、大人しい印象がありました。しかし、今回のシステムでは、鮮明さと豊かさ・深みのバランスがとれ、かつとても素直な、大変素晴らしい音だとおもいます(DSD2.8MHz音源の再生確認済)。
HYSOLIDは、JPLAY FEMTOと音の傾向がよく似ています。解像度は、foober2000よりもほんの少しだけ劣るかもしれませんが、一方でスケール感と力強さが顕著です。たとえれば、鮮明感のあるfoober2000と、力強さが特色のTuneBrowserの長所を合わせもった感じです。
私見では、JPLAY FEMTOの高音質再生の見通しがつくまでは、この2種類の音楽再生プレイヤーのどちらかを使用するのが、賢明のようにおもいます。
私の経験・感想を紹介します。
win10でJPLAY FEMTOを使っていますが、Diretta targetPCの音出しはJPLAYでもできています。
音はJPLAYが良いと思います。音像に奥行きが出ます。
96KHzの音源を聞くと、1トラックしか再生できないという問題が生じました。ただうちのJPLAYはDirettaをつなげなくても機嫌が悪いことが多いので、問題の所在がどこにあるかはつかみ切れていません。
設定についてはengine: classic dac link: 10 で 最低レベルです。
Tunebrowserはdirettaがない方が私のDACでは音が良いです。Direttaを通すと浮遊したような音になってしまいました。
安定的に再生できるのはJRMC25でした。私の環境ではfoobarより、音がしっかりしています。ただしJRMCは中庸な表現で、JPLAYの派手さに比べて、正直物足りない感じはあります。
総合的には、音楽を聴くということが本題なので、スムーズな再生ということでJRMCが今のところよいのかなという評価をしています。
しかくん様
ご報告、大変興味深く拝見しました。
JPLAY FEMTOの動作の仕方は、やはり使用環境によって、かなり違うようです。
確かに、JRMCは1番安定していますね。Direttaの開発者も、オリオスペックも、これを真っ先にあげているのは、そうした理由によるものでしょう。
JRMCも、TuneBrowserも、良い音だとはおもいますが、一方で私見では、作り込んだような音が気になります。
もっとも、このレヴェルになりますと、最終的には、個人の好みの問題ということになろうかとはおもいますが…。
先日から使用しておりますので感想を書き込みます。
前段のPCはLattePantd Alpha、後段は32GのLattePandaでどちらもOSはWS2019の試用版。電源はバッテリー駆動。2つのPC間はテレガードナーのHubを通して接続。
後段のPCからはUSB端子よりギガビットアダプターを通してダイレクトにDiretta用のPCに手持ちのLANケーブル(Cat7_0.5m)にて接続。
Diretta用PCからはその辺に合った25cm程度のUSBケーブルでIntonaに接続し、それ以降はtx-Usbultraを通してチャンデバに入力。
Dirreta用PCには安定化電源に付属のACアダプターを取り付けiFiのiPurifireDCを通じて給電。
JPaly Femtoの設定はULTRA-Stream DACLink700です。
結果は、大きな変化ではありませんでしたが、中高域の歪感が減少し、100hZ以下の低域の音量がやや増加したようです。ただかなり低い部分が出ているようで、低音楽器の音にならないような波が耳に伝わってくるようになったり、雨音の音源のおとがノイズっぽくなく雨音に近く聞こえ、若干雨音が地面で跳ね返る音も聞こえるようになった気がします。
とはいえ、結構効果は微妙です。ケーブルなどでもチューニングできるレベルかもしれません。
他のソフトはインストールしていないのできいておりません。
上記設定では通常のCD音源~48khz/24Bitまでは安定しているのですが、192khz/24Bitや96kHz/32Bitなどでは曲によりますが、途中で止まってしまい、次の曲に移行したり、ひどいケースでは、PC自体が止まるのでしょうか、再起動が必要なケースもあります。(DAC LINK1000にするとCD音源も若干怪しくなってきます)
PC3台使用しての再生となりますが、Diretta送信の場合、後段のJPlay用PCは無くてもよいのではとも思います。前段のPCでサーバー機能を負わせる場合は負荷分散の意味合いもあるのでしょうが、そうでない場合、JPlay用PCとDiretta用PCだけのほうが、安定化するような気がします。(少なくともDAC Link1000でも安定)
tictic様
ご報告、大変興味深く拝見しました。
現行のJPLAY FEMTOでは、Direttaと、コンピュータへの負荷を分散させるという動作目的が似ているので、リソースの競合の発生などがおき、その結果、再生における様々な問題が生じたり、ASIO出力しかできず、KSモードが使用できないこともあいまって、音質改善もそれ程大きくないのが現状なのだとおもいます。
JPLAY FEMTOは、デュアルPCモードにしない方が良いというご指摘も、この点からすると、成程とおもいます。
大変素晴らしい装置をお持ちですので、お時間があられる時で結構ですから、ぜひその他の音楽再生ソフトウェアも試していただいて、ご報告いただければ幸いです。
おそらく、現行のJPLAY FEMTOとDirettaを使用する場合よりは、それぞれのソフトウェアにおいて、大幅な音質改善がみられるかとおもいます(私のご紹介したものでは、JRiver Media Center以外は、無料でお試しいただけます。HQPlayerも、試用版での試聴が可能です)。
その存在はしっていながらも、今までつかったことがなかった音楽再生ソフトに、MusicBee(フリーソフト)があります。
エンジニアの方々の間では、foobar2000とこれを使用している場合が多いとのことですので、遅ればせながら、試してみました。
foobar2000との1番の違いは、こちらはデフォルトの完成度が高い、オールインワンソフトであることです(アートワークの取得および完全日本語化可能)。その意味では、操作性はJRiver Media Centerに近い感じがします。
一方、音質は、むしろfoobar2000に近いですが、鮮明感をはじめとする音質は、foobar2000の方が勝っているようにおもわれます。
また、Android用のリモコンアプリ(無料)があり、スマートフォンで操作ができて、操作性が良くなります(要プラグイン)。
https://mbrc.kelsos.net/" target="_blank">https://mbrc.kelsos.net/
さらに、このソフトのファイル・コンバート機能は、とても優れているようにおもいます。
なお、OLIOSPEC ASIO Driverの認識には、全く問題はありません。
tairyu様より色々とソフトを教えて伊t抱きましたので、一度試してみようとして朝から取り組んでおりましたが・・・。なかなか動かすのは難しいですね。
Foobar2000はインストールし、AsioやUPNPなどの設定をしましたが、音派です。動いていて、Asioも認識するのですが音が出ない。挫折しました。なんか44.1kHzもデコードできないというエラーがでます。
MusicBeeは、WS2019をインストーラーがXPかVistaと認識するためインストールできず。OSのクリーンインストールでもすればよいのかも知れませんが、Jplayが動かなくなる恐れがあるため、あきらめました。
JRiverは何とか音出しまではできたのですが、結構操作や設定やらがややこしく、あまり聞き込んでいません。いちいちPCのところで操作するのも面倒ですし。
一方JPleyですが、1台使用の場合はDACLink1000でも安定しています。Preset Profileは20000まではOKでした。
2台使用の場合は、負荷分散されるのでしょうか、DACLink1000、Preset Profileは40000でも196kHz_24bit、96kHz_36Bitまでクラシック以外は大丈夫でした。
なぜかクラシック系の一部は44.1kHz_16bitでも曲の途中で止まってしまうことがあります。
肝心の音質ですが、最初にJplayを聞いたときのような大きな差は無いように思います。確かに音の差は少しあるのですが、注意して聞かないとあまり差はわからない感じです。(Jplay1台、2台、JRiver)正直JRiverとJPlayはもっと差があるのではないかと考えていたのですが。ただ、雨音の録音を聴くと、JPlay1台、JRiverのほうは雨音というよりもややノイズっぽく聞こえる気がします。(低音の出方にややさがあるからでしょうか)しかしながら、ソフト以外でも対応可能なレベルです。
これは、正直、出口のスピーカーがしょぼいことも大いに関係していると思います。システムの限界かもしれません。
ただ、JPlay2台でDACLINK700では少し重低音過多のように感じていたのがDACLink1000にするとすっきりするなど、変化はあります。
もっとも変化が大きいのはサーバーの差です。上述のJPlayの安定性は、JPlayFemtoサーバーを使用せず、外部のサーバーを利用した場合です。JPlayFemtoサーバーを使用すると結構不安定になります。
また音質もサーバーにより差がよくわかります。あっさり系のMinimserver、元気(でもやや粗い)JPlayfemtoサーバー、スムースな外部サーバーです。
しばらくはJPlay2台をメインにして他のソフトも徐々に試してみようと思います。ただこれもPC3台(サーバー系も入れると5台)を使用するため、単に起動するだけではうまく動かなくなってしまいました。(立ち上がってソフトも起動し、認識するものの、再生しないとか、音が出ないとか)
起動シーケンス、タイミングのよるもののようです。なかなか複雑です。
tictic様
早速ご対応いただき、どうもありがとうございました。
かえって、いろいろとご面倒をおかけすることになり、申し訳なくおもいます。
foobar2000は、ASIO componentを追加し、OLIOSPEC ASIO Driverを選択すれば、少なくともPCMのファイルについては簡単に音がでるはずですので、意外な気がします。
「44.1kHzがデコードできないというエラー」は、私の所でも、他の音楽再生ソフトからきりかえた時などに、時々でることがあります。その場合は、ホストPC-ターゲットPC-DAC等の順番で再起動すると再生できるようになりますので、一度お試しください。
MusicBeeは、私もWS2019なのですが、簡単にインストールできました。インストーラーが、何ともはや歴史的産物のXPかVistaと認識するとは、まことに不思議ですね。
JRiver Media Centerについては、機能が豊富なソフトなので、さわりだせばきりがありません。ただ、オリオスペックのウェッブページの説明にそえば、少なくともPCMのファイルに関しては、音出しは簡単にできるかとおもいます。
私見では、それ以外に音質改善のためにさわると良いのは、オーディオ-設定における、メモリーを全てよみこむ設定と、音量調整をオフにする設定かとおもいます。
また、コントロールアプリのJRemoteは簡単に設定ができ、タブレット等で再生をコントロールできますので、便利は便利です。
tictic様
HYSOLIDは、JPLAY FEMTOと音の傾向がよく似ていて、とても良い音質だとおもいますので、ぜひお試しいただければと存じます。
Windows版Audirvanaについては既に、TIDALの再生が、従前よりも一層高音質でできることをご報告しています。
TIDALが再生できますので、当然のことながら、Diretta Target PCを使用して、ローカルファイルも再生できます。
その音質は、解像度がとても高くて、切れ味が良く、すっきりとした素直なものだとおもいます。ただ、クラシックやジャズを中心にきいている私にとっては、もう少し音に厚みと深みがほしいところです。
そういうわけで、当方においてAudirvanaは、TIDAL専用の音楽再生ソフトウェアになっています。
ただ、foobar2000の音質が、軽く、芯が無いように感じられる環境の方々には、Audirvanaはより音に厚みがありますので、お勧めできるとおもいます。
また、ファイルの読み込み量の設定は、限りなく少なくした方が、音質は良いです。
ちなみに、Audirvana+JPLAY FEMTOでTIDALをきいていた時から、バロック時代の組曲のように、短い楽曲があつまっているものを再生している際に、既に再生したとんでもない所にとんでしまうことがあるのが、悩みの種でした。
最近になって、アルバム等をよみこんだ際に、メイン画面にでてくる楽曲の一覧表示(リスト)で再生するのでは無く、そこで1曲でもその冒頭を再生すれば生成され、メイン画面右下のキューアイコンをクリックするとあらわれる、もう1つのリスト(プレイキュー=プレイリスト)の方で再生をおこなえば、そのような不都合がおきないことに気がつきました。
色々とソフトを教えてもらいましたので、インストールして試してみましたが、なかなか上手くいかないものが多く、結局まともに動くのはJPlayとJRiveの2つでした。
1台構成ではLattePanda Alphaにアダプターを付けて、ターゲットPCにHubを経由して接続、2台構成では7074の投稿と同じです。
foobar2000は起動の順序を教えてもらったとおりにするとエラーは出なくなり、Direttaも認識し、ソフトも動くのですがが、音は出ず。??
TuneBrowserやHQPLayer4も同様で、ソフトは動くのですが音が出ません。HYSOLIDは、すみません、どうやってコントロールするの?って感じです。
Lattepanda Alphaから2系統のLANがあるのが悪いのかとも考え1本にしてみてもだめ。なんか根本的に間違っているのでしょう。
JPlay2台使用(DACLink1000,PresetProfile40000)と、JRiver1台(PresetProfile4000)使用ですとどちらもよい音ですが、SN比がJRiverの方が少し高めなのか、非常に細かく聞き込むと小音量のニュアンスが少し優れます。(ジョージ・セル指揮のモーツァルトの40番の第一バイオリンがストリングスのようににならずにボーイングが分かるようになりました。)
ただ、なんかだか少しキラキラしたようにも思えます。JRiverは中庸と投稿されていますが、当方のシステムではやや異なるようです(といっても微妙な差です。)。
安定性も負荷分散されるのかJPlayでも結構安定しだしました。JRiverはBubbleUPnPでコントロールすると、曲が終了しても次の曲に移行してくれず、fidataならOKの状態です。
ところで、色々としていると気に気がついたのですが、音質も、安定性もかなりミュージックサーバーの能力に依存するようです。しっかりした電源とハードにすると両方アップするようです。JPlayも、サーバーを変えてからクラシック系も含め安定な再生が可能になりました。
tictic様
いろいろと問題がある現行のJPLAY FEMTOが比較的スムーズに再生でき、一方簡単に音がでるはずの音楽再生ソフトウェア類が軒並みだめという、不思議な状況ですね。
その原因かどうかはわかりませんが、1つ気になるのは、パソコンの仕様です。
オリオスペックはホストPCには、「Windows10 64bit版がインストールされたWindowsPC(再生アプリ及び専用ASIO Driverのインストールが必要)(4Core以上のIntel Core i3以上又はAMD RYZEN等のCPU搭載を推奨、2つ以上のLANポート推奨)」を推奨しています。
https://www.oliospec.com/shopdetail/000000008167/ct5/page1/order/" target="_blank">https://www.oliospec.com/shopdetail/000000008167/ct5/page1/order/
ついては、もしintel i5ないしはi7が搭載された、クアッドコア以上のパソコンを調達できるようでしたら、検証のために、一度お試しになられたらいかがでしょうか。
既にご報告しているように、ホストPCにはかなり高い能力が要求されるようです。先日も、intel i7でありながら、デュアルコアのCPU(i7-7567U)が搭載されたパソコンを試してみる機会がありました。世代・周波数などのスペック的には現在使用しているものより上にもかかわらず、デュアルコアでは、Direttaの送信サイクル設定(Preset Profile)は、highまでしか音がでませんでした。
tictic様
ホストPCにおける、ターゲットPCと接続しているイーサネット・アダプターにおいて、IPv6プロトコルのみ有効に、およびインターフェイス・メトリックを100に設定しておられますでしょうか。
この設定にする方が、より高音質になります。
https://support.diretta.link/doku.php?id=diretta:asio:setting:doppio" target="_blank">https://support.diretta.link/doku.php?id=diretta:asio:setting:doppio
既に何回かご報告しているように、ホストPCにはかなり高い能力が要求されます。今回、パソコンの能力をより高めることと、念願であったファンレス化を目的にして、オーディオ専用パソコンを、ファンレス小型パソコンに変更しました。
EGLOBAL ファンレスミニ PC 8th 世代 i7 8565U 1.80GHz (4.6GHz) クアッドコア 2 * DDR4 M.2 Windows 10 Pro DP HDMI HTPC 250GB SSD 16GB DDR4 RAM(エルサウンド ノートパソコン用アナログ電源使用)
なお、オリオスペックおよびDirettaの開発者は、OSにはWindows 10 64bitを推奨しています。また、Windows Serverは、その本来の使用目的から、24時間・365日の連続使用が前提であり、そこには「スリープ」あるいは「休止状態」という概念がありません。ただそれですと、i7はかなり熱をだすので、ファンレス・パソコンでは発熱の問題が心配です。
これらの点から、今回OSはWindows 10 Pro 1903に変更しました。パソコンには、最低限のチューニング・プロセスカットを適用しています。スレッド数は60で、Windows Server 2019 Standard Desktop experience 製品版 1809を使用していた時と、ほとんど変わりません。
全体的に大きなクオリティー・アップがみられましたが、特にこれまで経験したことが無い静寂感が顕著です。今まで、パソコンのファンが、いかに音質に影響をあたえていたのかを実感しました。
>i7はかなり熱をだすので、ファンレス・パソコンでは発熱の問題が心配です。
未利用時はアイドル状態なのでBIOSで電圧固定でもしてない限りCPU等構成にもよりますがそんな問題になる程の発熱はありませんよ
774様
ご教示いただき、どうもありがとうございます。
Diretta Target PC使用中は、ファンレス・パソコンのヒートシンクが、火傷するのではないかとおもう位に熱くなりますので、心配になりました。
試してみましたが、おっしゃるように、アイドル状態では、そこまでにはなりませんね(ちなみに、電圧固定はしていません)。
ただ、そうはいってもそれなりの暖かさはありますので、一時的に使用しない場合は、「休止状態」を活用したいとおもいます。
Diretta Target PCを使用するようになってから、私の環境ではJPLAY FEMTOが使いにくくなったことにより、代替えになる音楽再生ソフトウェアについて、今まで様々なものを試してきました。
それぞれ一長一短があり、長期間にわたる試行錯誤の結果、現在のところは、以下のものを併用することで、とりあえず落ち着いています。
Bug head Nontallion、Album Player Mini 2.110(WAVファイル用)
Audirvana(TIDAL用)
VB-Audio ASIO Bridge、JRiver Media Center 27(インターネット・ラジオ用)
いまさらですが。新しいPCにて確認してみました。
9月に注文したのですが、部品が無かったり、できあがったPCがアナログ電源では起動しなかったり、ソフトが上手く動かなかったりで、時間がかかりました。
OSはWin10、CPUはi7-8700、64Gのメモリの仕様です。
この仕様ですとFoobar2000もTuneBrowserも動きました。JPlayは本PCをコントロールポイントとして使用し。オーディオPCはLattepandeのバッテリー駆動、JRiverは本PCのみでの比較です。
不思議と安定感でいくとJPlay(DACLink1000、presetprofile20000)がTop、JRiverはハイレゾ音源などで途中でSTOPしてしまうことがあります。この時にはDirettaPCを再起動する必要がありますが、時にはPCの再起動も必要になります。
音質的には、JRiverが好み。JPlayよりも尖がった音がします。
ただ、JRiverの問題は、BubbleUPnPでコントロールする場合、1曲が終わってもリストの次の曲に進まないこと。JRemoteでも同様の現象が頻発しております。ミュージックサーバーにDaphileを別PCで利用しているので、それとの相性の関係でしょうか?BubbleUPnP上でDaphileをJRiverのコントロールポイントとして使用するとこのようなことは減るのですが、ハイレゾ音源の場合、ノイズになって音が出ません。
JRemoteを使用しても同様の現象が起こりますし、PCに負荷がかかるのかJRemoteが不安定になります。
で、決め手に欠けるわけですが、思い直してみて以前に聞いていたLightMPD(APU2台)で聞いてみると、どうも以前よりもこれらのソフトとの差がない。というか、JPlayと同じレベルに感じます。以前はLightMPD2台(Minimserver使用)とJPlay1台(FemtoServer使用)では圧倒的な差があったのですが。
Intona,tx-USBUltraの使用や電源系。ネットワーク系に配慮していない状態でこれですからこれらを手当てすると、JPlay-Direttaを凌駕するかもしれません。安定もしてますし。
今までの投資はなんだったのかと思ってしまいますがもう少し聞き込んでみたいと思います。
最後に、別の話になりますが、最近Daphileの新ファームが出ているようですが、それで上手く動くでしょうか?当方、Daphle自身は起動し、Pingも通るのですが、ブラウザーで認識しなくなったりMediaServerのScanが途中で止まったりで三山でした。当方だけの問題なんでしょうか?
Diretta Target PCのターゲットPC(ECS LIVA Z2)の電源には、今まで付属のスイッチング型AC電源アダプターを使用していました。ただ、いくらターゲットPCにはそれ程高い能力がもとめられていないとはいえ、PCオーディオにおいて、電源の吟味はとても重要です。ですので、本来なら、ホストPCと同様の、アナログリニア電源を使用したいところです。
しかしながら、アナログリニア電源も19V仕様となると、かなりの価格になりますし、スペースの問題も生じてきます(現在、オーディオ専用パソコン・10MHz外部クロック・ルーターのそれぞれに、エルサウンドのオーディオ機器用アナログ電源を使用中)。そういうわけで、簡単に導入というわけにはいきませんでした。
ただ、そうはいっても、無策というのも芸の無い話ですので、電源対策として利用できる、何か良いものはないかとさがしていたところ、アイファイ・オーディオのDCノイズキャンセラー iPurifier DC2に目がとまりました。この種のものとしては例外的に19Vも使用できますので (5V~24V、3.5A/84Wまで)、試してみることにしました。
そうしますと、想像以上に小さなボディーにもかかわらず、モヤモヤ感が無くなり、鮮明感・透明感・静寂感のある音がきけることにびっくりしました。また、音の輪郭がはっきりしていることや、音に生命観・躍動感があること、低音域がしっかりとでてくることも特筆できるとおもいます。
この種のものによくある、音痩せなども全くありません。また、100時間以上のバーンインにより、当初やや感じられた高音域における音のきつさも無くなり、よりまろやかな音になりました。
さらに、19V・3.42Aでの使用ということで、使用前に心配した発熱の問題も、意外にも、ほのかに暖かくなる程度で、問題は無さそうです(もし心配であれば、ヒートシンクをはりつければ良いかとおもいます)。
なお、DC入力の機器では、DCプラグの口径が実にバラバラで、いつも苦労します。しかし、この製品には、主要な変換アダプター、さらには極性反転アダプターまでも同封されていて、追加アダプターの購入がほぼ必要無いのは、とても便利です。
この機器は、多少音を作り込んでいるきらいがなくはないですが、ターゲットPCにおける、アナログリニア電源の調達までのつなぎとして、あるいは、場合によっては、その代用品として、十分につかえるとおもわれます。
http://ifi-audio.jp/ipurifierdc2.html" target="_blank">http://ifi-audio.jp/ipurifierdc2.html
追記:現在は、A&R Lab ACアダプター用ノイズ吸収機器 FIX CRREENT+CPM SPECIAL(本スレッドNo.7464参照)、およびOLIOSPECオリジナルGaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット(Diretta Contorno認定取得)(「GaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット」参照)を併用。
tictic様
JRiver Media Centerから案内がきて、JRemote2 for Androidが、新しく改善されているそうです(また、JRemote iOSにも、最近いくつかのアップデートがあるとのことです)。試してみられたら、いかがでしょうか。
もし既にお試しになっておられるようでしたら、どうかご放念ください。
tairyu様
ご連絡ありがとうございます。その後、いろいろと試しておりまして、いったんはJPlayFemto2台運用に戻りました。JRiverを使ったプッシュ再生などいろいろ試しては見たものの、接続が手間だったりそれほど音質的に変化なかったりとでJPlayFemto2台+Diretta _PCそれにBubbleUPnPで落ち着きかけておりました。
そのあと、HQPlayer4Desktopを知り、現在ではそちらがメインになってます。PLayer+NAA+Diretta_PCさらにはIsolatorやクロック打ち直しのPC(?)など、フロント部だけで大変なことのなってます。
ただ、音は今までで一番良いです。最初HQPlayer4を単にUSBケーブルやLANケーブルで接続しただけでは、なんとなく残響音の多い、少し締まりのない音だったのですが、ケーブル類を良いものに変えればそれによく反応し、JPlayFemttoよりも好みの音になりました。
ただ、フィルター設定が悩んしいですね。ソフト側でいろいろといじるのか、DAC側の変換機能(アップサンプリングやDSD変換機能)を使用するのか、両方使用するのか…。
なんとなくソフト側ではいじらず、DAC側でアップサンプリングして変換するのが良いようなかんじです。(とはいえDAC側のフィルター選定も悩ましです。)
まあ。いづれのフィルターを使用しても音はかなり良くなりました。ソフトが高価な上、上質のケーブルも必要で、結構投資はかさみますが、なかなか音はいい音がしてます。
tictic様
ご丁寧にありがとうございました。そうでございましたか。
HQPlayer 4 Desktop+Diretta Target PC、本当に素晴らしい音質ですよね。
確かに、HQPlayer 4 Desktopを単独で、フィルター類はデフォルトのまま、ケーブル類をあまり吟味しないで使用したのでは、実に情けない音しかでないです。
私も、フィルターは使用しないのが、1番ストレートな音であり、アップサンプリング等をおこないたいということであれば、全てDACにまかせた方が良いようにおもいます。
この組み合わせ、何かと出費はかさみますが、それでも得られるものは、極めて多いといえるのではないでしょうか。
出川式電源で有名な、出川三郎氏設計のACアダプター用ノイズ吸収機器である、 A&R Lab FIX CRREENT+CPM SPECIALの存在をしりましたので、こちらも試してみました。
CPM(Capacitor Potential Module)回路により、ACアダプター内で発生する高周波ノイズの処理をおこない、直流電源回路内の配線インダクタンスで発生する逆起電圧を回生処理します。また、負荷電流の欠落電流補填回路が組みこまれており、一次整流の欠落電流(1msc)を補填するとのことです(25V以下のACアダプター電源に最適)。
実際にきいてみると、アナログ(リニア)電源に極めて近く、フラットで、実に自然な音質です。また、高音域における張りのある鮮明感と、低音域における音の充実度、特に音の厚みと深みが顕著です(オーケストラの低音楽器が唸りをたてます!)。音の躍動感・高揚感、さらには艶やかさや濃厚さも特筆されます。
この種のものとしては、かなり高額な機器になりますが、今までの同種のものとは、次元の違う音質だとおもいます。正直いって、Diretta Target PCの音質が、ここまでかわるとはおもいませんでした。
先日ご報告した、OLIOSPECオリジナルGaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット(Diretta Contorno認定取得)とは、かなり対照的な音質です(「GaN (窒化ガリウム) 採用USB-C充電器DCアダプター化キット」参照)。
Diretta Target PCのターゲットPC用の電源として、使用環境や音質の好み、さらには予算に応じて、選択すれば良いようにおもいます。
というわけで、当方では、しばらくは両者を併用していきたいとかんがえています。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/product/product.htm" target="_blank">http://www7b.biglobe.ne.jp/~degawa/product/product.htm
https://optimal-life.jp/shopdetail/000000000943/" target="_blank">https://optimal-life.jp/shopdetail/000000000943/
Diretta Target PCのソフトウエアアップデート(無償)が開始されました。
アップデート済のブート用USBメモリーを送付してもらって交換し、最新のASIOドライバーをインストールの上、Diretta ASIO Configureを設定する作業となります(Windows PCをホストPCとして使用の場合)。
早速申しこんで、きいてみましたが、大幅な音質改善がみられます。特に、鮮明感・透明感・静寂性がより顕著だとおもいます。また、音の立体感や深み、音像の良さも特筆できます。
さらに、今までのヴァージョンでは、私見では、音源によっては、音がきつく感じられることがありました。しかし、今回のヴァージョンでは、そのようなことは無く、よりナチュラルで、品位のある音をきかせてくれています。
今後はライブアップデートできるということで、その展開がますます楽しみです(ファームウェア・ASIOドライバーの最新ヴァージョンは、89_6)。
ユーザーで、まだ申しこんでおられない方々には、直ぐに申しこまれることをお勧めします。
また、まだDirettaをつかっておられない方々は、この機会にためしてみられてはいかがでしょうか。間もなく、SPECから、Diretta USB Bridge RMP-UB1も発売になり、選択肢もふえてきています。
https://www.oliospec.com/blog/?p=3104&fbclid=IwAR2Tp2xLr4ux-3NF6a2lCaKsl6RiFPUIQOyPaz7vLKLq36hw6Tr9G_ejzz0" target="_blank">https://www.oliospec.com/blog/?p=3104&fbclid=IwAR2Tp2xLr4ux-3NF6a2lCaKsl6RiFPUIQOyPaz7vLKLq36hw6Tr9G_ejzz0
https://www.oliospec.com/shopdetail/000000009616/" target="_blank">https://www.oliospec.com/shopdetail/000000009616/
https://www.spec-corp.co.jp/audio/RMP-UB1/index.html" target="_blank">https://www.spec-corp.co.jp/audio/RMP-UB1/index.html
https://www.youtube.com/watch?v=wANwUrPOwjQ&feature=youtu.be" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=wANwUrPOwjQ&feature=youtu.be
私もアップデートを依頼して聞いてみました。fidataの一番高いNAS直結ですが、今までよりもきつくなくなり音に深みが出ました。音の分離や奥行き広がりは今まで同様素晴らしいです。
ここの記事を読んでDiretta Target PC をすぐに注文しました。
が音が出ないのでご教示いただけるととてもうれしいです。
Asoyaji さんのブログにあるようにPCを組んでいるのですが
Diretta Target PCをどこにつなげばいいかわかりません。
HQPLayer+NAA+Diretta_PCのようにしたいのですが、
NAA+Diretta_PCもHQPlayerと同様にクロスケーブルで繋げばいいのでしょうか。そしてドライバーはどちらのPCにインストールすればいいのでしょうか。HQPlayer でそのドライバーを選択すればNAAと繋がらなくなると思うのですが
よろしくお願いいたします