いつもみみず工房さんのブログで色々と自分の間抜けな設定忘れとかを見て助かっています。ありがとうございます。
たまにはフィードバックとして面白い実験をしましたので報告します。
ヘッドレスのほうが音が良いとの指摘がありましたので色々試しました。結論は現在のATOMやCore iX系のマザボでもグラフィックボードを分けてPCI-expressのもの(G210程度で分かる)にすると音質は向上します。
CPU内でフォント生成とかXの操作をするとCPU消費率も上がるし音も劣化します。
ヘッドレスまたは別グラボにしてOSSを採用し、さらに主メモリから再生するスクリプトを作って実験しました。
割と簡単にチェックしたのは下の例です。
(1) voyageMPDを通常のインストールでConsoleのところだけわざとシリアルコンソールを指定しました。
(2) 作ったSSD/HDDをそのまま立ち上げるとほとんどのマザーボードはそのまま立ち上がります。
(3) IPアドレスが分からないのでLAN上のほかのLINUXからnmapなどで見ます(WindowsではNetEnumとか)。
(4) SSH対応の端末エミュレータ(LINUXではsshコマンド、WindowsではTera Term Proなど)でそのアドレスにアクセスしログインします。OSSはみみず工房さんのやり方でALSAからOSSに変えます。
(5) これでtopで見ると60~70程度のプロセスしか動いていません。グラボ使用のvoyageMPDでは80+前後ですのでかなり減るみたいです。
(6) 再生はまずRAMディスクを/etc/fstabで指定して再起動します。下の例では2GBのRAMディスクです。
# mkdir /ram
# chmod 0777 /ram
としてマウントするディレクトリを作り、/etc/fstabに以下の行を追加してRAMディスクを生成します。再起動またはmount -aで生成されます。
tmpfs /ram tmpfs defaults.size=2048M 0 0
(7) 再生はWAVファイルとOSSで実験します。
# cp 音楽ファイル.wav /ramディスク
としてwavファイルのみが対象です。これで
# ossplay -d /dev/oss/usbxxxxx-1/pcm0 /ramディスクの音楽ファイル
とすると再生できます。私はヤフオクで入手したレノボの中古機に上海問屋の3000円のUSB DACを接続して鳴らしてみましたが、これ以上の音質となると急に桁が違う金額出さないと凌駕するのは難しいかなというくらいの質でなります。
お試しあれ。
ちなみにWAVファイル以外を再生したい方には
apt-get install -y flac
apt-get install -y ffmpeg
の二つをインストールするとflacとMPEG4(ALACとか)のデコーダーが入るのでこれでwavに変換するとそのまま上の方法が使えます。