・ ユーザ登録時の注意
ユーザ登録してユーザコードを取得する時(EmailかNemeSysのウェブサイトで出来ます)、会社名をインストールした時と同じにする必要があります(当然ユーザ名も)。僕は自分のウェブサイトの名前(Strange Music Archives)にしたのですが、スペルを間違えちゃって、正式登録できない。NemeSysのサポートのネイチャンにミスを修正して頂きました(^^;;;。
・ パッチのかけ方
パッチというのはGStの無償のレベルアップのことです。Nemesysのサイトからパッチプログラムをダウンロードして、実行するだけで出来ます。ダウンロードする時、「ダウンロードコードを入れろ」といってくるので、何のことかとあせります(^^;;;。よく説明を読めば、「Help->Aboutで出てくるReg Keyの下4桁のこと」と書いてあるのですが。
GStは発展途上のソフトですので、バグとりをアップデートで解決するというやりかたをしています。従って、今後もアップデートする必要性が発生するかと思いますので、知っておかれた方がいいでしょう。
・ CAKEWALKが使えますか?
一番の推奨シーケンサです(^^)。「鳥の歌」はCakewake4.1(古い^^;;;)で作成/録音しています。Logic、CubaseでもOK。問題になるのは、これらのシーケンサのオーディオ機能を使った時で、Gigaのフォーラムでもいろいろなトラブルが報告されています。
・ シーケンサとの同居のさせ方
僕は1台でCakewalkとGigaStudioを同時に動かしています。
GigaStudioって、レイテンシイを10ms以下にするために、シーケンサをGigaStudioのコントロール下で動かすしくみになっていて、この状態で動作させれば、特に問題なく動きます(もちろんCPU性能には余裕があるという前提ですが)。
GigaPianoというピアノのサンプルを使って、以前アップしたクセナキスとか芥川のテンポの速いペダルを踏みまくる曲で試してみましたが、問題なく再生できました。ピアノのペダルを踏んだ音のリリース時間は長いみたいで、芥川の曲では同時発音数は140位までいきます。調整したら、どこかにアップするつもりです。
・ Windows2000で動くか?
動きません。ただ、ちゃんとプリエンプティブに多重処理できるOSの方がGStには向いていますので、その点では9x系列より、NT系列のWindowsの方が有利です。NemeSysもこの件は承知で、XPで対応するつもりのようです。
実は、パソコンをレベルアップしたついでに、2000をデュアルブートにして、導入してみたのですが、レイテンシはプラスマイナス数ms以下ですので、まあまあですね。時間にシビアな音楽関係の処理でも、まあ使えるかなという感じです。
・ GSt操作の勘どころ
ポイントは従来のDTM音源だとMIDIデータ側でccとかsysexを使って音源のいろいろな設定を行っていたのですけど、ソフトサンプラ音源の場合は全てディスプレ画面を使いGUIで行うという点です(だから、はるかに楽)。
楽器の選択、ボリューム、パン、イフェクト(リバーブ、エンヴェロープの調整、カットオフ、レゾナンスなど)、チューニング、ヴィブラートの初期値など全て画面で設定出来ます。設定内容はファイルにMIDIデータとは別のファイルとして保存できます。
MIDIデータはほとんどノート情報だけとなり、ヴェロシティ、デュレーション、テンポのコントロールが中心となります。あとは、エクスプレション、モジュレーションなどで表情をつけ、大きく音色を変えたい時は、pcを使って楽器(インストルメント)を変えるか、ccを使ってディメンジョンを変えるかすればいいです。もちろん、変える楽器やディメンジョンはあらかじめ用意しておく必要があります。
・ DTM音源と何が違うか
分かっちゃうと、簡単でしょ。
ポイントは、DTM音源だと各種イフェクトとCC(又はSysEx)の対応はお仕着せだったけど、サンプラだと自分で自由に決められる(サンプルで初期設定されているものはありますが)ということですかね。チャネルへの楽器の割り当てなどの初期設定はサンプラのパネルで行い、設定ファイルに保存するという考え方もちょっと違うかな。ただ、MIDIデータでCCやPCを使って音をコントロールするという部分はどちらも共通ですから、このポイントの部分さえ理解できれば、あとはそう違いのない世界だと思います。
全てGUIで出来るという意味ではこちらの方が簡単かもしれません。
・ サンプルの調整
サンプルの調整はソフトサンプラだと比較的簡単かもしれません。まだ、僕もそこまで使い方が分かっていないのですが(^^;;;、一発のコマンドで全部のサンプルをまとめて処理するというようなことが出来そうです。
・ サンプルの検索機能
そういえば、プロがソフトサンプラを使う大きな理由は簡単に必要なサンプルを探し出すことができるからみたいですね。
GigaStudioだと、名前でキーワードサーチする機能があります。CDROMを全部ディスクにコピーしておいて、使えそうな音色をまとめてリストアップして、比較しながら選べるのがとても便利ということらしいです。
・ サンプルのロード時間
GStだと最大10秒位ですね(まあサンプルのサイズ次第ですが)。ハードサンプラだと数分かかるのは当たり前らしいので、これでも画期的な時間らしいです。
GStのサンプルのロード時間は読み出すサンプル数に比例します。ヴェロシティの3段階にとり、ペダルの音を分け、88鍵もあるGigaPianoの音なんかだと、サンフル数が大きいので結構時間がかかりますね。
・ GStの立ち上げ時間(挙動不審な検索機能^^;;;)
上記のサンプルの検索機能のために、GStの立ち上げ時に新しいサンプルがないか毎回ディスクをチェックしているようです。この動きが相当に挙動不審で(^^;;;、関係ないウェーブファイルを拾ってくるは、ネットワークドライブにアクセスにいくは、削除したディレクトリもしっかり保存しておくは、などなど、とんでもない仕様になっていて、立ち上げにも時間がかかります。また、GStのサンプルだけじゃなくて、全てウェーブファイルもターゲットとしていますので、GStと関係ないウェーブ処理すると、検索機能にも影響してしまいます。
さすがにNemeSys社もこれじゃまずいと気がついたようで、GStのv2.20では関係ないドライブやディレクトリは見に行かない設定ができるようになっています。GStの立ち上げ時間の長さにいらいらされている方は最新のパッチをあてることをお勧めします。
あと、検索してキーワードを残したままで別のディレクトリを開けると、キーワードにひっかかったサンプルしか表示しませんので、要注意です。僕はこれに引っ掛かり、「あれ、また、GStのバグ。あるはずのサンプルが出てこない」とあせり狂ったことがしばしばです(^^;;;。
・ 他社フォーマットのサンプルのコンパージョン
Gigaだと、コンバートしきれないというケースはありますね。Xsampleのチェンバロのサンプルを変換してみたのですが、クリック音がきれいに無視されてしまいました(^^;;;。他にも、上手くいかないケースは結構あるみたいで、Gigaのフォーラムでもよく話題になっています。
・ GUIについて
Gigaでも同じで、DTM音源と比較しても、簡単ですね。GUIでイフェクトを操作できるのって、ほんとにいいですね。
・ MIDIでのコントロールその1
MIDIでのコントロールという面じゃ、Gigaはちょっと弱くて、いじれるのはCCを使ったGSレベル−αですね。ポルタメントとか音律のチューニングなんかは簡単にはできないので、かなり制限がありますね。
・ MIDIでのコントロールその2
大分、様子が分かってきたのですが、Gigaは相当に制限があって、GMマイナスアルファというところですね。救いは、フィルターをかけた音をディメンジョンを分けて、盛大に登録してしまうという手がとれることですかね。ディメンジョンの切り替えはccを使って簡単に出来るので、リアルタイムに音色を変えることは可能だと思います。まあ、サンプルサイズがバカでかくなってしまうのですが、ディスクベースなのだから、あとはハードのパワーでカバーするという、腕力頼みの方法ではありますが(^^;;;。
・ GSt画面の構成
(左上pane)
ポート、基本機能(DSP出力、GSt構成、診断、検索)の選択(右上pane)
左上で選択されたポート、基本機能の設定とモニタ(左中央 pane)
上から、次の状態を表示。発音数、最大発音数、メモリ使用率、CPU使用率、MIDI INの接続、MIDI信号の受信(ポート別1-4)(右中央pane)
ポート、基本機能の設定内容の選択タブ(左下pane)
サンプル用ディレクトリの選択(右下pane)
左下で選択されたディレクトリ内のサンプルファイルの選択・ 操作の基本
画面右上のペインから使うポートか機能を選ぶ。画面左中央に選んだポートか機能で操作できる内容のタブ(操作選択タブ)が表示されているので、適当なものを選び、後は左上に表示された画面の内容に応じて適当な操作を行う。というのが基本です。
・ 操作選択タブの構成
ポート MIDIミキサ、サンプルホルダ、MIDIコントローラ、ウェーブホルダ
DSP出力 イフェクト設定、AUX Bus設定、Output設定
GSt構成 プログラムの選択、動作環境の選択、ハードウェア構成、コンバータ設定、検索設定
診断 なし
検索 なし
・ MIDI INの指定
左上段のポートなどを選ぶ画面からSettingsを選び、中段のHardware/Routingというタブをクリックすれば、MIDI INを設定します。
・ MIDI接続の確認
ということは接続は(ケーブルを繋ぎ間違えてない限り)正しいと思われますので、多分、送り側(X68000で演奏しているMIDIデータ)と受け側(GStのローディングした楽器)のチャネル&ポート番号が一致していないのでしょう。
以下を確認して下さい。画面右側上段の下の方にあるキーボードが赤くブリンクしているかどうか(ブリンクしていれば接続は正しいです)演奏を開始するとその下の1から4まで(ポートを意味します)の数字のボタンのどれかが赤くなるか(赤くなれば、正しくデータが送られるいることを意味します)
MIDIデータのチャネル&ポートに鳴らしたい楽器が正しく入っているかどうか(Loaded Instruments画面)
・ それでも音が鳴らないってことは赤くなっているわけですな。じゃ、ほとんどチャネルの不整合で決まりですね。これって、サンプラ使う時の常識らしいのですが、DTM音源を使い慣れている人には盲点みたいですね。僕もよく「あれなんで鳴らないの」ってあせりますです(^^;;;。
・ チャネルにサンプルを設定するには
画面右下から使いたい楽器を選んでダブルクリック。画面右上下部にサンプルが展開されるので、適当なチャネル(画面右上上部)にドラッグ&ドロップですけど。
ダブルクリックすると、画面右上上部のアクティブなチャネル(番号が緑色で輝いているので分かると思います)にも入っちゃうので、混乱されているのかな。
・ 設定内容の保存の仕方
File->SAVEか、その右にあるファイルのセーブのアイコンをクリックでできます。
・ 設定内容の読み出し方
File->OPENか、その右にあるファイルのアイコンをクリックでできます。保存した.gspファイルをダブルクリックでも可。
・ 音量の調整 その1
そんな面倒くさいことしなくても、MIDI Mixer画面を出して、ボリュームを絞れば出来ますよ。中段のタブでMIDI Mixerを選んで下さい。
もっとも、この方法はMIDIデータの中にボリュームが指定されていると上書きされてしまうので、ちゃんとやるには、Master画面を出して、出力を絞ればいいです。Master画面の出し方は画面左上段からDSP Stationというのをクリック。中段に表示されたMasterというタブを選んで下さい。オーケストラなんかも慣れれば、こっちの方が簡単だと思います。画面の右下段から鳴らしたい楽器をローディングして、右上段でチャネルとポートに楽器を設定すればいいだけですから(MIDIデータの設定はいっさい不要です)。
・ 音量の調整 その2
これは最終的には、MIDIデータで丁寧に調整する必要がありますが、粗い調整はGiga Editorでやった方がいいです。右側中央のタブでResponceのタブを選び、Velocity responce で出来ます(というか、そうしないと、MIDIデータだけでは調整しきれない)。
全部の音をまとめて処理する時はその上のキーボードで最低音と最高音をシフトキーを押しながらクリックし、範囲指定して、右下Entire Regionにチェックを入れて、Apply Responceボタンを押せばいいです。簡単ですよ。
・ 何で左中ほどの四角い文字のところで、1,2両方が点灯するの?
これはポート1とポート2がリンクされて、2レイヤを構成しているということですね。なにもしないで、そうなる訳はないので、多分2のボタンをクリックしたからそうなったのだと思います。
ちなみにこの機能、結構、面白くてポート1のチャネル1にピアノをポート2のチャネル1にヴァイオンリンをセットして、リンクして、音をならすと、ピアノとヴァイオリンの合奏音になります。
・ CDxtractで変換したら、一部のサンプルで変な音がなるのだけど
原因が分かりました。V3の23Vn 1の方で確認しましたが、76-86までのサンプルのループがオンになっているためです。オフにすれば変な音は鳴らなくなりますよ。
ちとこれだけじゃ、説明不足ですね(^^;;;。
CDxtractのバグで変換が正しく行われいないということです。
23Vn 1.gigをダブルクリック。GSEditorを立ち上げて、画面右中央のタブからSamnplerというタブを選び、表示すれば、右側にLoopという画面があり、その中にEnableという表示のマークする部分がありますので、画面右側上段でノート番号76-86のキーをクリックして、黄色い状態にして、これを見て下さい。マークされているはずです。このマークを解除し、Apllyボタンをクリックすれば解決します。このファンクションはリアルタイムにGSt側には反映されないようなので、いったんGSEditを終わらせ、gigファイルをsaveする必要があります。
・ 添付のGigaPianoはStudio版とSampler版で違うか?
ネット仲間との共同での調査結果。
米国版GSt160
NemeSys_1GB_Grand.gig 678381398 1998-04-24 12:52:30 R---- --
NemeSys_1GB_Grand.hlp 101999 2000-04-28 01:42:28 R---- --
DISK2.ID 8 1998-03-25 20:30:52 R---- --日本版GSt160
NemeSys_1GB_Grand.gig 678381398 1998-04-24 12:52:30 R---- --
NemeSys_1GB_Grand.hlp 101999 2000-04-28 01:42:28 R---- --
DISK2.ID 8 1998-03-25 20:30:52 R---- --日本版GS64
NemeSys_1GB_Grand.gig 678381398 1998-04-24 12:52:30 R---- --
NemeSys_1GB_Grand.hlp 101999 2000-04-28 01:42:28 R---- --
DISK2.ID 8 1998-03-25 20:30:52 R---- --とうも同じものみたいですね。
Run Diagnosticって同時発音数をチェックしてくれるか
ちょっと実験したの見たのですが、この推理は?かな。
まず、Setting->Samplerで同時発音数を10にします。次に Run Diagnostic。そして、save settings as default performance。で、GStを立ち上げ直して同時発音数を見たのですが10のままでした。
ということは診断しても、同時発音数に変化はなかったというですよね。
あと、診断機能で出力されるリストを見ても同時発音に関する記述はないので、この機能はあくまでトラブルシューティング(というシューティングするための情報の取得)に限定された機能だと思います。もっとも、出荷した製品にバグがあることを前提にしたこの機能はなかなか勇気ある(^^;;;仕様ですね。GStが異常終了すると次に必ずこの機能を働かせるようになっているのも凄い。コンシューマ市場向けパッケージでこういう機能がついているというのは珍しいのじゃないかしら。もっともWindowsにこんな機能をつけた日には調査用のダンプデータでマイクロソフトの回線はパンク状態になっちゃうから、とてもできないか(^^;;;。
SoundOnlineでトラブル
大変だったのですね。僕は経験が無かったのですが、最近、Gigaのフォーラムに同じような話題があげられていました。
http://www.northernsounds.com/ubb/NonCGI/Forum3/HTML/000967.html
こっちはクレジットの認証ミスだったらしいのですが、やっぱりEmailでは音さたなし。電話して解決したようです。まあ、リプライを読んでいると、そんなひどいトラブルは起きてないようですが、最悪は電話する覚悟は必要みたいですね。
今や、大部分のCDROMは日本でも手に入るみたいだから、こっちで買うのが正解みたいですね。ただ、プリペアドピアノとか中世の楽器なんてのはないのだよなぁ(^^;;;。Xsampleのハープはご満足いただけたようで、安心しました。あれは、上手く使えば、オーディオCD並の再現が可能かもしれませんね。
ジョイスティックをコントローラとして使う
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実はこの間の演奏会の後、話しをしていて、そういう話題になって、「その時に使うコントローラは何がいいか」と言ったら、ある人が「ジョイスティック」というお答え。「なるほどなぁ」と思い、あまり感心したので、翌日、一台、買う必要もないのに、散財しちゃいました(^^;;;。プログラムを作らならきゃ、こんなもの使えるわけないのですけど、役に立つのかしら(^^;;;。
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捜してみたら、4つありました(全部海外製)。で、試してみたのですが、ダメですね。皆、ジョイステックのx軸、y軸の座標の値をそのままダイレクトにccの値に変換してしまっているので。これだと楽器のキーボードのピッチベンドウィールみたいな感じになっちゃて、ちょっと使い辛いです。あと、感度の調整はできるようになっているものもあるのですが、極端に動きすぎです(すぐccが127なり0になってしまう)。プログラムは、どれも、デバイスドライバという作りになっているのではなくて、ジョイスティックのデバイスドライバからの入力をWindowsのMMEのAPIで受けて、MIDIデータに変換して、MIDIアウトに出力する(これもMMEのAPIで)普通のアプリケーションという作りですね。シーケンサに録音させる時は仮想のMIDIドライバを使えばいいので、これで問題ないです。だから、そんなに難しいプログララミングではないです。
課題はジョイスティックの特性を活かした使い方ですね。
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ジョイスティックを使うのだったら、やっぱり、リアルタイム入力にこだわらなければ意味がないと思います。
で、僕の案ですが。クラシック音楽の表情付けで使うコントローラはモジュレーション、エクスプレション、アタック、カットオフ位ですよね。この4つを同時にリアルタイムでコントロールしようとすると、ジョイスティックの超絶技巧(^^:::が必要となるので、パス。一回のテイクはあらかじめ選択した一つのコントローラだけを操作出来るということにします。
モジュレーションとエクスプレションですが(あとカットオフもかな)、右側のボタンでccの変化の持続時間を選び、左側のパド(スティック)のx軸をプラス方向に押したらccの送信を開始させ、押し続けていると、指定されたカーブでccを増加させていく。ニュートラルに戻したら、それ以上増加させるのを止める。マイナス方向に押したらリセット(0の値のccを送信)。y軸はカーブのパターンの選択用に使う。
次にアタックとカットオフですが、Gigaではディメンジョンを切り換えるということになるので、パドのマイナスで強く(明るく)、ニュートラルで普通、プラスで弱く(暗く)でいいでしょう。x、y、二つ使えるからそれぞれアタックとカットオフに
割り当てると面白いかもしれない。右のボタンは強弱(明暗)の度合いの調整に使えばいいと思います。と仕様はいくらでも思い付くのですが、問題はプログラマの腕だなぁ(^^;;;。
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gig用アーカイバのお勧め
gigファイルは内部にオーディオデータを持つため通常のLZH、ZIPなどの方式では80%-90%程度にしか圧縮できないです。で、お勧めのアーカイバですが(どちらもフリーソフトです)、
CGA
http://www1.odn.ne.jp/~synsyr/gca.html
マルチメディア関係のデータで圧縮率がよく、速度もまあまあ、GUIが使えて、操作性もいい、しかも、日本のプログラム。ということでお勧めです。gigファイルだと60%-70%位にしてくれます。RK
http://rksoft.virtualave.net/rk.html
作者のメールアドレスから推察するとニュージランドのプログラムみたいです。これは日本じゃ、ほとんど知られていませんが、オーディオデータの圧縮に関しては最高の圧縮率を誇るアーカイバです。Gigファイルだと50%位にしてくれます。問題点は遅いこと。圧縮率を良くする指定にすると特に酷く、1GBのファイルの圧縮だと数時間かかります(^^;;;。あと操作はコマンドラインからなので、英文のマニュアルを解読し、スイッチをちゃんと設定しないと動きません(^^;;;。ということで、CDRに焼く時はCGA、ネットワークでデータをやりとりする時はRKを使うという具合に使い分けるといいと思います。
あと、BZipという形式(これは標準のDLLがあり、普通のアカーブプログラムでサポートしています)もデータによっては比較的圧縮率は良かったです。
詳しい情報は下にあります。
http://compression.ca/act-win.html
http://www.firstpr.com.au/audiocomp/lossless/
レイヤの作り方
これは2チャンネル使うという方法ですよね。この方法が一番分かりやすいのですが、同じMIDIデータを複数のチャネルに重ねないといけないので、MIDIデータが汚くなるということはありませんか。GStだとレイヤをつかって、重ねるという手が使えて、こっちだと重ね方の調整なんかもCCで出来ますので、スマートかもしれません。レイヤの作り方はヘルプの
Tutorials -> Instrument editor Merge,Layer and Crossfade
にあるのですが、簡単にこの例で解説します。
というところです(GUIを言葉で説明するのは大変^^;;;)。
- 適当なフォルダに"23 Violin"と"23 Violin Det"をコピー
- "23 Violin"をダブルクリック(GSEditorを立ち上げる)
- File->Mergeで"23 Violin Det"をマージ
- "23 Violin"と"23 Violin Det"をCTRL+クリックで両方選ぶ(画面上は反転)
- 反転した部分で右クリック->Combine
- Combine Instruments画面が出るので、画面左下Using ths controllerでlayerを選択。その他も適当に設定。OKボタンをクリック
- レイヤ構成したInstrumentを選択(反転)
- 画面右下でMix/Layerのタブを選ぶ
- 右下の階段マークみたいなボタンを押す(クロスフェードエディタを表示)
- 白く表示されるレイヤ部分の右にある小さなボタンをクリックして動かし、緑色にしてクロスフェードの仕方を設定
- 画面左下Attenuation controlで適当なccを選ぶ。applyボタンをクリック。
- 作成したサンプルを適当な名前でセーブ
さらに、ディメンジョンを使って、CCによって、アタックの部分をデタシェの音とスタカートの音でリアルタイムに切り換えるということもできるのですが、長くなるので、省略(上と同じことをスタカートの音で行い、出来上がった二つの音をディメンジョンに振り分ければよい)。
あと、単純に音を重ねたいだけであれば、リンクを使うという方法があります。これは、この間の飯田さんのところのオフでお見せしましたが、ポート0とポートnの同じチャネル番号に違うサンプルロードしておいて、画面中央左のリンクボタンで両方のポートの音を同時に鳴らすようにするというものです。ボリュームの調整はパネルでやるか、ポート0にcc7を送った後、ポートnにcc7を送れば、出来るのじゃないかと思います(未実験)。
さっきのクロスフェードさせる楽器の音量の調整はあらかじめこの方法でやっておいた方がいいです。一度レイヤ化しちゃうと後で音量の修正をするのはえらい大変ですので(作り直した方がはやい)。