チベットの不思議な楽器
SUB:RE^2:◇創作日記:「草の日々」 -#02
ラフさん はじめまして。
| 中国だかインドだか忘れましたが、ああいう風にやかましくシンバルを打ち成らす
|音楽がありますね。タイかビルマだったかな?
チベットのラマ教の音楽ですね、多分。永田さんも書いておられますけど、三蔵法師
かどうか分かりませんが、中国経由で日本に伝わったのでしょう。
ちなみに、ラマ教の音楽は本当に変な楽器だらけ(もくりんさんの作品の感想じゃあ
りませんよ、念のため)で、以下、レコードの解説の受け売りですが、「人間の大腿
骨に細工を施した吹奏楽器、カンリン」とか、「妊婦の腹から取り出した胎児の頭蓋
を二個、半球形に切った頂点を合わせて接着し、獣の皮を張って造ったところのダマ
ル(振り太鼓)」などあり、「本来の胎児の頭蓋から、成人の死者の頭蓋を用いるこ
とを余儀なくされて来て居り、それさえも往々にして木製の代用品で済まされる事が
多い」そうです。こんな楽器が渡来して、日本の仏教の葬式に使われなくて良かった
(?)ですね。
すみません。話をますます変な方向に持っていってしまって。「草の日々」聴きまし
た。弦のクラスタの取り扱いと話題のシンバルの連打がとてもおもしろいですね。先
を楽しみにしております。
窪田 洋(TBE00266)
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SUB:RE^4:◇創作日記:「草の日々」 -#02
衷さん、はじめまして。
|同じ楽器の筈ですがマイクロソフト社のCD-ROMでは「カングリン」と発音
|してますねぇ
確かに、英語のスペルは「Kangling」ですね。
あれと思って、手もちのレコードを一通り調べてみたら、
「カンリン」派が3人(鈴木弥太郎「ノンサッチ」、沢田篤子「日本コロムビア」、
関鼎 「フィリップス」)、
「カングリン」派が1人(草野妙子「ノンサッチ」)、
「カン・トゥン」派が1人(大橋力「日本ビクター」、これは英語のスペルも違って
「Kang dhung」)
となっていました。いよいよ分からなくなって、平凡社の「音楽大辞典」をあたると
「カンリン」となっているのですが、スぺルが「Kang-gling」(どうみても「カング
リン」と読めますよね)。
まあ、宗派/地域によって微妙に呼び名が違うということなのでしょうが、真相はま
すます藪の中であります。
ああ、この会議室から破門されそう 窪田 洋(TBE00266)
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SUB:RE:変な楽器
| どんな音がするんだろう?
僕もレコードでしか聴いたことはないのですが、ダマルは、いわゆる振り太鼓の音
で、SC88のドラムセットの High Bongo の音を低くし、もっと硬めにした音、
カンリンは、初心者の弾くトランペットの低い音をちょっと太めにして、トロンボ
ーンに近づけ、思いっきり音程を狂わせ、不安定にした音です。
昨日はラマ教の音楽を聴きまくった 窪田 洋(TBE00266)
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